幹事クリタのコーカイ日誌2005

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12月21日 ● 名古屋では恋愛ブームが起きている。

 朝日新聞の夕刊に毎日同じようにティファニーの広告が載っています。印象的なティファニーブルーをバックに1点ずつ商品を紹介していて、こうしてクリスマスに向けて購買意欲を煽るんだなぁということがよくわかります。具体的な数字は知りませんが、恐らくティファニーの売り上げの大半はこの時期に集中していることでしょう。

 実際に名古屋栄のティファニーの前を通りかかったら、本当にたくさんの人がいました。一番多いのは若いカップルで、手なんかつないでいちゃいちゃ買い物。次に彼女へのプレゼントを探す男ひとり。そして不思議なことに男の二人組もそこそこいます。なんで男ふたりで来るのか不可解ですが、恐らくこうした買い物に慣れていないので、友達に付き合ってもらったというところでしょう。だったらせめて女友達に付き合ってもらえよ、と思うのですが、そんな女友達がいるような男なら、ティファニーくらいひとりで買えるわけです。

 ティファニーを覗いたついでに、近くのコーチとルイ・ヴィトンの路面店も偵察に行くと、ここにもたくさんのカップル。ただティファニーよりも女性比率が高そうです。アクセサリーは彼氏が選んだものでもいいけど、バッグは実際に使う女性が自分で選びたいんだなぁと納得。

 さらにデパートのテナントに入っているグッチやエルメスなどを見ても、ここにも大量のカップルが発生中。名古屋人はブランド好きと言われますが、それだけでこんなに売れるものなんだろうかと何だか不思議な感じがします。もちろん今や日本のキーワードになっている「名古屋が元気」(昨晩もWBSで特集していました)という要素もあるんでしょうが、僕はもしかしたら名古屋ではいま恋愛がブームなのかもと思いました。

 名古屋とその周辺都市は、日本一の製造業の町ですから独身の若い男性が元々多いのです。で、その製造業がいま絶好調でボーナスもどかんと出ているので、その金につられて若い女性(名古屋嬢)がどんどんメーカー男と付き合い始めてしまい、空前の恋愛ブームが名古屋に訪れているのではないでしょうか。金のあるところに女が集まるのは古今東西変わりませんから。

 ただ成金メーカー男はオシャレでオリジナリティある金の使い方を知りませんから、とりあえずマニュアルに載っているようなブランド品をプレゼントすれば良いと思っていますし、またそれがブランド好きな名古屋嬢のハートのど真ん中にヒット、かくして名古屋のブランド店はどこもかしこも満員になるのです。

 今では名古屋栄はブランドストリート。1999年にルイ・ヴィトンが進出。以降この周辺には、プラダ(2001年)、ティファニー(2003年)、コーチ(2005年)などの路面店が続々オープンし、さらに来年11月にはグッチも出店予定。デパートのテナントよりも路面店という流れは止まることを知りません。

 需要と供給が釣り合って、ますます名古屋の景気は良くなりそうな年の瀬模様。23日からのクリスマス3連休、名古屋のレストランやホテルはブランドの紙袋を持ったカップルが溢れかえりそうです。


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