幹事クリタのコーカイ日誌2005

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12月6日 ● それは年のせいでは?

 ここのところの失敗続きでイタリア人になりたいMっちゃんは、未だにイタリア人になれずに相変わらず出会いサイトをうろうろ徘徊しているようです。

 最近その出会いサイトで知り合った30代半ばの女性。一度お茶をした時に「これは良い!」と思ったものの、ちょっとぼんやりしている間に彼女に31才の彼氏ができてしまったとか。このあたりの詰めの甘さが最近のMっちゃんの「衰え」だと思うのですが、焦ったMっちゃんは「彼氏がいてもいいから僕と付き合おうよ」と巻き返しを狙って強引に関係を迫ったそうです。

 しかし彼女は「Mっちゃんとはお友達でいたいから」と応じません。もちろんそれで諦めるMっちゃんではないので「男と女は1回寝ないと友達にはなれないんだよ」と訳のわからない理論を展開。「とにかく1回だけしようよ」と、普通に聞いたら「そりゃダメだろう」と言うおバカ丸出しの説得をして、遂に「じゃあ今夜会いましょう」と言う返事を引き出したとか。

 「よしっ!」と思ったものの、実はMっちゃん、この日は別の女性とデートの約束をしていました。こちらも会うのは2度目で、良い感じな相手だけバッティングしてしまったのは痛いのですが、ここは強引に口説いた方を優先、先約を断って勇躍アウディを走らせます。

 ところが世の中そうそううまくはいきません。運転中のMっちゃんにまた彼女からメール。「やっぱり身元の確かな人じゃないとイヤだから名刺と運転免許証を見せてね」と言われたんだとか。もちろんMっちゃんは例によって嘘をついています。今回は39才(本当は46才)、獣医(本当はコピーライター)。焦ったMっちゃんは「急いで出てきたから名刺は持ってない」と苦しい言い訳。だったらクルマだから免許は持っているでしょ、とさらに突っ込まれて「いや、運転免許証なんか見せなくたって大丈夫でしょ」としどろもどろになっていたら「じゃあサヨナラ」とあっさり振られてしまったそうです。

 ガックリと落ち込むMっちゃん。せっかくもう一方の女性をドタキャンしてまで駆けつけようとしたのに、なんで振られなければならないのか。「一晩で2連敗した気分だよ」「だいたいさ、出会いサイトで知り合ったんだから免許とか名刺とか見せろなんて非常識だと思わない?」だって。

 うーん、多分向こうはMっちゃんの強引な口説きを断りきれなかったからそういうこと言い出したんじゃないの?断る口実を見つけたかったんだよ。本当にMっちゃんでOKだったら、所詮出会いサイトで知り合ったんだし、そんなこと言わないと思うよ。そう言われても何となく納得できない様子のMっちゃんですが、僕たちからしたら「寄る年波」による衰えを隠せないなぁ、という印象です。

 それは単に見た目とか会話の内容が「老けた」というだけではありません。一気に決める瞬発力の乏しさ、ぼんやりとして隙を見せてしまう集中力のなさ、最後に逆転される足腰の弱さ、そして何よりチャンスを見逃す勝負勘の衰え。本人は未だに松井かイチローのつもりかも知れませんが、実際にはもう足も肩も衰えてしまった清原状態。内角の速球には詰まらされるし外角のカーブには目がついていきません。

 野球選手なら引退後に監督・コーチになるとか解説者やタレントになる道もありますが、Mっちゃんにはそんな老後は待っていません。現役を続ける限り、今後はますます空振り三振を続けることになるでしょう。とりあえず彼の今回の教訓は「獣医の名刺を作ろうかな」でした。反省するポイントが違うような気がします。ちなみに運転免許証の偽造は犯罪だからやめた方がいいと止めておきました。


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