幹事クリタのコーカイ日誌2005

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11月11日 ● いかにもギョーカイ人。

 昨日会社に見知らぬ人がいました。と言っても、上司がいろいろ話をして世話を焼いていたので、変質者がいたわけではありません。どうも東京から名古屋にプレゼンにやってきたプランナーかディレクターのようです。僕の近くの空いているデスクに座ってしばらくなにか作業をしてから、東京のオフィスに電話して指示を飛ばしていました。

 物腰は柔らかですがちょっと神経質そう。若作りなので定かではありませんが、年齢は40才くらいでしょうか。茶髪の長髪に色の入ったメガネをかけて、黒いジャケットとシャツとパンツ。まあテレビによく出ている橋下弁護士が、もう少し東京風に斜に構えてカッコつけた感じだと思ってください。

 雰囲気や上司の扱い方からして結構有名なクリエーターだったのでしょう。僕は顔を知りませんが、名前を聞けば聞いたことがあるようなこの世界の有名人かも知れません。いかにもって感じで、態度も言葉使いもそれっぽいし、僕なんか同じ職種の人間とは思えず、横目でちらちら観察してしまいましたよ。

 正直言って、どれほど彼がすごい人なのか知りませんが、少なくともあの雰囲気はちょっとイヤかもと思ってしまいました。それほど「ギョーカイ」の人なんですよ。それもちょっと古いバブル期タイプ。

 もちろんいくら変な人だろうが、カッコ悪かろうが、きちんとした結果さえ出せば文句ありませんし、僕もそれで良いと思っています。きっと彼のことをまるで知らないし関係ないからこそ、僕もこんな好き勝手言えるのですが、でもやっぱりあんなギョーカイ人風にしていて恥ずかしくないのかなぁ、と思ってしまいました。自意識過剰なのが過剰で、見ているこちらが照れてしまうと言うか、突っ込みたいけれど突っ込んじゃいけないんだろうな、とか。

 僕も気がつけば長年この世界にいますが、ちゃんと仕事をしてくれる人は意外と普通です。いや、普通じゃないんだけど、それはみんな自分の好きなファッションをしていて個性的なだけで、ステレオタイプのギョーカイ人風にしていることは滅多にありません。もし、ギョーカイっぽくしている人がいたら、それは勘違いしているか、演出しているかどっちかですね。多分昨日の彼はクライアントを騙すためにそれっぽく演出しているのだと思います。いや、違うかな、単にああいうのが好きなだけかな。


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