幹事クリタのコーカイ日誌2005

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11月3日 ● お金に余裕ができたと思う時。

 確か『美味しんぼ』だったと思いますが、いつでもトンカツが好きな時に食べられるくらいにお金があれば良いというエピソードがありました。ステーキではなくコロッケでもなくトンカツというあたりが微妙なラインです。僕もトンカツは大好きですから、確かに財布の中を気にせずにトンカツを食べられるくらいの余裕は欲しいものです。

 先日会社の派遣の女性と話していたら同じような話題になって、彼女は「いつでもスタバでコーヒーが飲める」ようになって「お金持ちになった」と感じたそうです。確かに学生時代ならスタバのコーヒーだって気楽にガブガブ飲めないかも知れません。うちの息子は最近「ラーメン同好会」らしきものを部活の先輩と作っていて、名古屋市内のラーメン屋巡りを趣味にしていますが、少ない小遣いでラーメン代を捻出するのは大変みたいです。彼は「ラーメンを遠慮なしにガンガン食べられる」身分になったら「金持ちになった」と思うのでしょうか。

 僕は食べ物なら「櫃まぶし」を結構最近気軽に食べていて、そこに「出世感」を感じています。かつて今ほど櫃まぶしがメジャーじゃなかった頃、確か20年くらい前ですが、ボーナスが出ると「いば昇」(櫃まぶしを始めたと言われる名古屋の老舗うなぎ屋)に櫃まぶしツアーに行っていました。年に2回の贅沢と言うわけです。

 今ではすっかり櫃まぶしもメジャーになってしまい、価格も2500円クラスの昔ながらの高級路線と、1400円クラスの大衆路線に二分されてきました。もちろん1400円クラスも食べますが、ちょっと美味しい2500円クラスの櫃まぶしでも時々食べに行っています。これには「オレも出世したなぁ」としみじみ思います。

 外食に限らず、服とか靴とか本とかCDとかゲームとかを買う時でも、同じようなことを感じます。また最大の趣味であるテニスグッズを購入する時も、昔は我慢して我慢して、そして悩んで悩んでようやくラケットやシューズを買っていたのに、今では「趣味に使うお金だからケチケチしない」なんて豪語して頻繁に買い替えています。冬に買った新作ラケットなど、ひょいと気まぐれで買って、数回使っていたらテニスエルボーになってしまったので、そのままクルマのトランクで眠っていて、さすがにちょっともったいないなぁとは思っていますけどね。

 ホリエモンや三木谷、村上と言った人たちは、同じような感覚で会社を「ひょい」と買っているんでしょうかね。ただラケットと違って会社にはそこで働いている人たちがいます。それすらも「モノ」と同じ感覚でしか見られないのだとしたら、ちょっと可哀想な人たちです。


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