幹事クリタのコーカイ日誌2005

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10月29日 ● アニバーサリー。

 世の中にはアニバーサリー大好きという人がいるそうです。主に女性に多いらしいのですが、誕生日とか結婚記念日とかならまだしも、「初めてデートした日」とか「二回目にキスした日」とか「ペアのマグカップを買った日」とか、訳のわからないアニバーサリーを独自に設けていちいちウルウルしながらお祝いしちゃうそうです。

 全て伝聞形式なのは、実はそんな「アニバ女」と過去に付き合ったことがないからです。付き合ったどころか身近な友人としても存在していません。僕と気が合う女性はむしろそういうことに無頓着であまり気にしない男っぽい女性が多く、どちらかと言うと僕の方がいろいろ記念日を覚えていて「忘れちゃったの?」と聞くことが多いくらいです。

 僕としては、特に誕生日にはやはり当日に何かアクションを起こしたいと思っています。付き合っている女性じゃなくて、単に友だちでもそうですが、会えなくても電話するとかメールくらいはするとか心がけています。それも電話やメールだってその日の零時になった瞬間に送ったり。そうしたいのは、結局自分がそうして欲しいからで、自分の誕生日を「ころっ」と忘れられたりすると結構ショックを受けてしまいます。

 ところが前述したように、僕が仲良くなるタイプの女の子は昔からそういうことをあまり気にしない子が多く、昔はいろいろ期待して何回も痛い目に遭って来ました。「いいじゃん、数日遅れても覚えていたんだから」とか言いながら豪快に笑われても、こちらは何となく釈然としません。ひどい時は「へー、クリタさんってそういうこと気にする人なんだ」と言われたことがあって、まるで僕が女々しい「アニバ男」みたいな扱いまでされました。普通、付き合っている女の子に誕生日を忘れられて気にしない方が少ないと思うんですけどね。それにそういう彼女の誕生日はきっちりお祝いさせられていますから。

 もっとも僕もその後は随分と学習しました。要は女性は「自分の誕生日は覚えていて欲しいけど、男の誕生日なんてキレイに忘れて平気」な生き物なんだってことです。一種の「ジャイアニズム」です。「ノビ太のものはオレのもの、オレのものもオレのもの」です。まあ当時の僕が「都合の良い男」扱いであったとも考えられますけど。

 今ではすっかり僕も大人になりましたから、そんなことにいちいち驚いたりもしませんけどね。女性の誕生日をお祝いする機会もめっきり減りましたし、お祝いしたい女性には素直な気持ちでお祝いしています。1年に一度の誕生日は、ここまで無事育ててくれた親に感謝する日だとも言います。素直にアニバーサリーを祝えば良いんじゃないでしょうか。


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