幹事クリタのコーカイ日誌2005

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10月28日 ● 掃除機を買いましたが。

 大型家電店に行くのは結構好きです。男性ならそういう人は多いと思います。特にオーディオ系とかパソコン系が好きな人は、何にも買う予定がなくても、またお金が全然なくても、その手のコーナーに行ってついつい「ふむふむ」と熱心に見てしまうことでしょう。デジカメやデジタルビデオカメラ、携帯音楽プレーヤー、携帯電話なども似たようなもんです。

 ちょっと違うのはマッサージチェアのところにずっと陣取っている人。これは買う気があるとかないとかの問題ではなく、お試しとか言いながら単に無料で凝りをほぐしているだけ。あまり白物家電(冷蔵庫とか洗濯機とか)に張り付いているマニアはいません。エアコンにしても炊飯器にしても乾燥機にしても、大抵は必要だから仕方なく買いに来たという人ばかりです。

 そんな家電店の中でもひときわ地味なのが掃除機。まあ最近は「クリーナー」と呼ばれていますが、これをマニアックに眺めている人はとても数少ないと思います。もちろん家電店もさして力を入れてディスプレイしているわけでもありません。そのあたりに普通に並んでいます。

 しかし、意外とこの掃除機、単価が高いんですよね。高級なものは軽く10万円を超えますし、そこそこでも3〜4万円。もちろん廉価なタイプは1万円台でありますが、価格帯としてはちょうどデジカメクラス。携帯音楽プレーヤーよりは高く、パソコンよりは安いって感じです。

 ただそうやって考えると、何だかできることに対して不当に高いような気もします。だって昔から掃除機って基本コンセプトが変わっていません。「吸い込む」だけです。これは掃除機がこの世に普及しはじめた時から全く変わっていません。変わったのはパワーと、後は軽く手軽になって扱いが多少楽になったかなという程度です。

 床に落ちている物体を自らゴミかどうか判断して吸い込むものと吸い込まないものを分けてくれるとか、吸い込んだものをキレイにして正しい位置に戻してくれるとか、そういう“インテリジェント”な方向に進化する気配は全くありません。かなり進化の袋小路に入っている商品です。

 そんなわけで、我が家の掃除機はもう20年選手になってしまっていました。結婚する前から使っているものです。多少古くて臭くて重くて吸い込まないだけで、基本的にできることは同じだし、まだ一応使えるし、買い替える必要ないじゃん、と常に家電買い替えリストの中で後回し。この10年間くらいずっと「そろそろ買い替えようか」と言われながらも現役でした。

 しかし最近とうとう彼(彼女?)もご臨終してしまいました。20年ですからほぼ天寿を全うしたのかも知れません。確か20年前に8800円で買いましたから440円/年。何と安い。「元を取る」と言うのはこういうことを言うのでしょう。

 で、新しい掃除機を買ってきました。今回は奮発して何とY田電機価格で24000円!先代よりもはるかに強力パワーで軽くて臭くもないし扱いやすい、はずです。20年前の軽自動車から最新のワンボックスカーに買い替えたくらいの進歩をしているはずです。期待は大きいのです。

 ただクルマも走らせなければただの箱だし、掃除機も掃除しなければ単なる場所ふさぎでしかありません。もちろん使えば良いのですが、そのためには、まずは掃除する床面を露出させるところから始めないとなりません。何せなかなか掃除機を買い替えなかった理由のひとつは「掃除する場所が埋もれていて出ていない」からなのです。まずは片付けから。掃除機ひとつ使うのも我が家では大変です。


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