幹事クリタのコーカイ日誌2005

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10月26日 ● 先発久保田でどうだ。

 だから言ったじゃん、と思わずテレビの岡田監督に突っ込みたくなりました。甲子園に舞台を移しても相変わらずバレンタイン監督の采配は冴えまくり、岡田監督は何も手を打てませんでした。ビデオテープでマリンスタジアムでの試合を繰り返し再現したかのようなロッテの圧勝劇に甲子園球場はすっかり沈黙してしまいました。岡田は頑固なのかアホなのか。

 第3戦のポイントは7回ロッテ攻撃の時のバレンタイン監督の「勝負勘」にありました。阪神の投手は「JFK」 の一人目藤川。ようやく3戦目にして初登板。とは言え2点ビハインドでマウンドに上がるというレギュラーシーズンとは違う状況です。バレンタインはこの藤川を打ち崩してしまえば、もはや阪神に抵抗する武器はないと考えたのでしょう。ここぞとばかりに思い切った攻勢に出ます。

 代打フランコが粘りに粘り四球を選び、無死満塁のチャンスに代打橋本。ここまで6回1失点の好投小林宏を降ろしての代打です。2点リードしているのですから、ここではそのまま小林宏に打たせても良いのではないかと思いました。しかも代打に出すならこのシリーズ2本のホームランを放っている李がいるのに、敢えて橋本。そして、その橋本がタイムリーを放ち試合を決めてしまったのです。またまた「ボビー・マジック」炸裂です。

 後は藤川が崩れてショックの阪神投手陣を滅多打ち。終わってみれば3試合連続の10得点で阪神を蹂躙してしまいました。しかも凄いのは、この試合もまたバレンタインは打順を大きく入れ替えてきたのです。1番西岡と4番サブローは相変わらず固定されていますが、後は堀や福浦が戻ってきたせいもあってガラガラポンとしてしまいました。そうやって毎試合オーダーを代えているにも関わらず、毎試合10点を取るのですから本当に見事な采配です。

 対する阪神はこれだけ負け込んでいるにも関わらず、相変わらず不動のオーダーで臨み、やはり打線は完全に沈黙。金本はまたもノーヒットに終わり、今岡は辛うじて1本打ちましたが、トップの赤星も抑え込まれてしまい、これでは攻撃の糸口すら掴めません。勝負強い下柳を先発させ、頼みの藤川を投入したにも関わらずこれだけ打たれては、もはや攻守ともに白旗を上げるしかありません。

 このまま4タテを食らってしまっては、リーグ優勝の栄光が霞み球団史に残るほどの汚点になりかねません。第4戦こそ岡田監督は打順を入れ替えるべきでしょう。1番赤星2番今岡の旧バージョンにしてみるのも手ですし、金本を思い切って6番あたりに下げるのもありでしょう。いっそ先発久保田から始めて、ウィリアムズ、藤川と逆継投してみるのも良いかも。なにせこのままでは完全に宝の持ち腐れですから。打てない以上、打たせないしかありません。だったら一番良い投手から出していくのも手ですよ、岡田監督。


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