幹事クリタのコーカイ日誌2005

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10月4日 ● タイガースを新リーグの看板に。

 村上ファンドが阪神電鉄株を大量に買い占めて筆頭株主になりました。村上ファンドの狙いがどこにあるのかわからないので、いろいろ憶測が飛び交っているようですが、やはり阪神と言えば球団。電鉄や百貨店なんかどう見たって魅力も価値もさしてありませんが、球団だけは人気先行だったところに実力も加わって、今や「球界の盟主」巨人を上回る優良ブランド。村上ファンドならずとも喉から手が出るほど欲しい人がいることでしょう。

 例えばホリエモンは総選挙で広島カープ買収について言及していましたが、どうせ買うなら広島よりも阪神の方がはるかに魅力的でしょう。ニッポン放送買収騒ぎの時に大金を手にしたホリエモンは、村上ファンドから阪神電鉄株を買って阪神タイガースのオーナーに納まるということも考えられます。村上ファンドも高値でホリエモンに売りつけられるからこその買い占めだと考えれば納得がいきます。

 もし「ライブドアタイガース」が実現したら、ソフトバンクホークス、東北楽天イーグルスと「IT連合」 結んで、読売ナベツネジャイアンツと対抗するという戦略も考えられます。そうなれば球界を大改革することも可能になってきますし、ナベツネがグダグダ言うようなら一気に「新リーグ」結成という、これまでナベツネが恫喝に使ってきた手を逆に使うこともできるでしょう。

 「巨人抜き」の新リーグにどれだけの球団がついてくるか?これは難しいところです。読売に付き従うだけの今の球界に嫌気がさしている球団は意外と多いと思いますが、かと言ってIT連合は老人の反感もかなり買いそうなので、政界、経済界では不評そう。反面、孫正義やホリエモンたちが今回の小泉自民党のようにわかりやすい「改革」路線を提唱できれば、若い世代を中心に支持を集めそうでもあります。

 とりあえず1リーグ8球団(札幌の日本ハム、仙台の東北楽天、千葉ロッテ、埼玉の西武、名古屋の中日、大阪のライブドア、広島、福岡ソフトバンクならフランチャイズも完璧)でスタート、星野仙一をコミッショナーにして旧来のしがらみを完全に脱した新リーグを結成したら、巨人とそれにぶら下がるオリックス、ヤクルト、横浜各球団も対抗しきれるかどうか。

 ただ問題は巨人=読売、ヤクルト=フジ、横浜=TBSとそれぞれテレビキー局が後ろについていること。IT連合のネット中継だけでは人気も盛り上がらないと思うので、そのあたりのメディア戦略が新リーグの鍵を握ることになるでしょう、なんて、村上ファンドが単に阪神株を売り抜けただけで終わったら、この話も単なる与太話なんですけどね。思わず夢(妄想?)が膨らんでしまいました。


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