幹事クリタのコーカイ日誌2005

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9月18日 ● フジテレビの『日本の歴史』。

 昨晩フジテレビは『学問の秋スペシャル! 日本の歴史』という特別番組を放送していました。ナビゲーターに草なぎ剛&松坂慶子。それ以外にもやたらとたくさんの出演者(主なところだけでも杉本哲太、池内博之、小橋賢児、伊武雅刀、中尾彬、石田純一、川島なお美、ラサール石井、柴田理恵、假屋崎省吾、千秋、梨花、辺見えみり、山口もえ、知念里奈、田丸麻紀、高田延彦、中島誠之助、はなわ、波田陽区、アンガールズ、インパルス、竹山隆範、おぎやはぎ、神奈月などなど)を使ってのゴールデンタイムぶち抜き4時間。僕は全部付き合って見てしまいました。

 番組自体はそれだけ気合いが入っているだけに、それなりに面白いものでした。基本は日本の歴史を年表に沿って振り返るNHK教育テレビ的なバラエティでしたが、随所に織り込まれる番組のパロティ風バラエティコーナーと「その時歴史は動いた」風な再現ドラマはかなり力が入っていましたし、フジテレビの人気アナウンサーも出演して、まさに総力を挙げて作っている感じがひしひしと伝わってきました。

 さすがにうちの子どもたちは途中で飽きてしまいましたが、大人なら4時間付き合えるだけのクオリティはありました。ただしそれはバラエティ番組としての評価、面白さであり、教養番組としては掘り下げ方が浅く、教科書に載っているような基本的な話ばかりで新しい発見がなかったのは残念。NHK的な歴史教養番組を期待して見た人は落胆したことでしょう。

 ただわからないのは、そもそもなぜフジテレビがこれだけ力を入れて歴史バラエティを作ったかということ。「面白い」だけではないし、かと言って「問題提起」をするような鋭さもない、ある意味バランスが取れているけれど、実際には中途半端と言った方が正しい気がする番組でした。

 フジサンケイグループとして「新しい歴史教科書を作る会」のようなスタンスでアジテーションするのかと思いましたが、特にそれもなく「戦争反対・平和が一番」的なエンディングで終わってしまいましたし。見終わって妙に中途半端で消化不良な気持ちなのは、きっと番組側からの何らかのメッセージが感じられなかったからでしょうね。


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