幹事クリタのコーカイ日誌2005

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9月16日 ● 琴欧州5連勝。

 総選挙と初日が重なってしまい、たださえ人気が落ち込んでいる大相撲の存在感がますます薄れています。人気がない要因はいくつかあると思いますが、特に朝青龍が強すぎて対抗する力士がないのが一番問題です。昔も大鵬や北の湖が強すぎる時は相撲人気が低迷したものでした。やはりライバルストーリーあってこそ勝負事は盛り上がるのです。

 で、朝青龍のライバル候補筆頭と僕が以前から睨んでいた琴欧州が、今場所初日から5連勝で単独トップに立ち、いよいよ本格的に頭角を現してきました。先場所も最後まで優勝争いに絡んで実力をつけてきたことを証明しましたが、まだ自信なさげで「フロックかな?」という印象もありましたが、今場所は実力に加えて先場所で自信もつけたのか、堂々たる相撲ですでに「実力大関」。朝青龍が初日に不覚をとってチャンスの今場所こそぜひ優勝を狙って欲しいものです。

 強くなる力士は関脇から大関、横綱まで昇進が一直線です。古くは大鵬から北の湖も千代の富士も朝青龍もあれよあれよと言う間に横綱になってしまいました。大関昇進や横綱昇進で何回も失敗するような力士は「そこそこ」にはなれても大横綱にはなれません。琴欧州にも今場所優勝して来場所で大関取り、そして来年中には横綱昇進を果たして欲しいものです。

 24才の朝青龍はまだまだ強くなりますから、そのライバルは朝青龍より年下である方が望ましいと思います。そういう点でも22才の琴欧州は適任です。力士としてのタイプもキャラクターも違うので、ライバルストーリーとしてもより面白くなると思います。

 少し残念なのは、モンゴルの朝青龍、ブルガリアの琴欧州、さらに白鵬(モンゴル)、黒海(グルジア)、安馬(モンゴル)、白露山(ロシア)など、若くて上り調子の力士は外国人ばかりなこと。これに日本人力士が絡んでくればより面白くなるのですが、なかなか対抗できるような有望株が見つかりません。

 普天王、琴奨菊、玉飛鳥、稀勢の里あたりが日本人期待の若手力士ですが、まだまだオーラが感じられません。今の大関陣は早晩引退するでしょうが、その後は上位を外国人力士独占ということも現実味を帯びてきました。「ウィンブルドン現象」が大相撲にも押し寄せてきています。ま、それでもウィンブルドンは人気がありますから、相撲だって内容が面白ければ大丈夫かも知れませんけどね。


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