先日の総選挙でＭっちゃんは自民党に投票したそうです。いわゆる都市部の支持政党なしの浮動票であるＭっちゃんが自民党に投票したというのは、今回の一番ポピュラーな投票行動でしょうが、その理由が「民主党の子育て支援政策が気に入らなかったから」だったそうです。で、その「気に入らない」理由がひと味違います。

　Ｍっちゃん曰く「民主党は子育て支援に子ども一人につき16000円を配るとか言ってたけど、そんなの選挙民に対する単なる賄賂じゃん」「オレは子どもがいないからそれが貰えないんだよ、そんなの許せない」って、結局私利私欲です。

　とは言え、確かに今の日本で郵政民営化よりも少子化対策が根源的で重要な課題であることは確かです。高齢化社会が年金問題を生みだし、日本の財政をさらに逼迫させているのですから、もっと「産めよ殖やせよ」と旗を振らないとなりません。しかし、旗を振っただけで女性が子どもを産むわけではないですし、多分少々のお金を配ったところでその傾向に変化はないでしょう。

　そもそもＭっちゃんのようにセックスすれども子どもは作らずという人間がたくさんいるからいけないのです。セックス回数あたりの子ども人数で言えば、やたらとやりまくりで子どもゼロのＭっちゃんは「無駄撃ち王」。民主党に文句を言ってないで、自らの行いをもっと深く反省してもらいたいものです。

　とＭっちゃんを責めたら、とんでもない少子化対策案が出てきました。「無駄撃ちを防ぐには避妊をしなければいいんだよ、コンドームを使用禁止にしたら一気に子どもは増えるぜ」って、そりゃそうだけど、その分エイズで死ぬ若者も増えそうな気がするなぁ。

　「じゃあさ、１００個のコンドームのうち３つくらい穴をあけておけばいいんだよ」そりゃ確かに効果的でしょう。エイズは防げて子どもは増える。でも１００分の３の確率で避妊できないとわかっていても、みんなセックスするかな？「するよぉ、みんな我慢できないから」。そうか？本当にそうか？僕にはわかりません。