巨人に連敗して阪神とのゲーム差が５ゲームに開いてしまった中日。自慢の投手陣が踏ん張り切れません。対して阪神は球団新記録の２１得点を上げて大勝。さすがにこれは終わったかな、という印象です。

　阪神は星野ＳＤが残留を発表して、これですっきりとペナントレースを戦うことができるようになりました。「死のロード」を勝ち越して乗り切っただけに、今後は優勝に向けてひとつずつ勝ちを積み上げていくだけです。

　それにしても今年の中日は詰めが甘かったとしか言いようがありません。阪神との直接対決のたびに最初は勝って追い詰めてはおきながら最後の試合で突き放されて元の木阿弥。挙げ句に阪神戦後は疲れてしまうのか、いつも調子を落として負けが込みさらに阪神を利するばかりでした。

　かくなる上は、現場は若手を登用して来季への成長に役立たせる、フロントは他球団から先発投手を連れてくる、そしてファンは飽きずに叱咤激励をする。そうやって頑張っていれば、意外に今年だってまだ追いつくかも知れません。