幹事クリタのコーカイ日誌2005

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9月10日 ● 全米オープンテニス準決勝展望。

 全米オープンテニスがいよいよ男女シングルスともに準決勝。ここまで本命が勝ち上がりつつも、対抗馬に番狂わせもあり、なかなか面白い展開になってきています。

 まず女子は今日早朝には結果が決まっているはずですが、第1シードのマリア・シャラポワと第4シードのキム・クライシュテルスが激突します。これが事実上の決勝戦だと思います。シャラポワはこの大会後に再びリンゼイ・ダベンポートを抜いてランキングも1位になりますが、できたら全米のタイトルを取って返り咲きたいところ。対するクライシュテルスは実力は十分ながら未だにグランドスラムタイトルがありません。過去にグランドスラムでは4回ファイナルで負けているだけに、タイトルへの執念もひときわでしょう。

 もう一方の準決勝はメアリー・ピアースvsエレナ・ディメンティエバ。ピアースの今年の復活ぶりは驚きです。かつて2度グランドスラムタイトルを取っているとは言え、今やすっかり過去の人かと思っていたのに、今年は全仏で準優勝、ウィンブルドンでベスト8。ベテラン健在はますます女子テニスを盛り上げてくれて嬉しい限りです。

 男子は王者ロジャー・フェデラーが予想通り第3シードのレイトン・ヒューイットと対戦します。多分またフェデラーが勝つことでしょう。今のフェデラーに死角はありません。もうひとつの準決勝は意外な対戦になりました。第7シードのアンドレ・アガシがノーシードのロビー・ジネプリと対決します。アガシとジネプリはアメリカ勢だけにどちらが勝っても決勝戦にはアメリカ人が残るわけですから、とりあえず地元ファンは喜ぶことでしょうが、とは言え人気ではアガシが断然上。盛り上がるのはフェデラーvsアガシの新旧王者対決に違いありません。

 アガシはもう35才。グランドスラムのファイナルに進むのもこれが最後かも知れません。有終の美を飾って引退の花道にしたいと考えている可能性もあります。かつての宿命のライバル、ピート・サンプラスの後継者と言われるフェデラーとの対戦は興味が尽きません。ファンとしてはぜひ実現して欲しいカード。今から日曜日の深夜が待ち遠しいです。


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