幹事クリタのコーカイ日誌2005

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9月9日 ● 贅沢と無駄遣いは違う。

 名古屋のテレビ局が自主制作しているローカル番組にはいろいろ面白いものがありますが、最近好調なのがメ〜テレの『ラブ・ちぇん』です。僕も友人に教えてもらって最近見始めたのですが、ドキュメンタリー風を装っていながら演出が入っていて、かなりあざとい部分はありますが、結構笑えて少し考えさせられたりします。

 番組は、対照的な2つの家庭の奥さんが、夫婦交換をして相手の家庭へ2泊3日の異文化体験をしに行く、というもので、ちょっと聞くとアダルトビデオの危ない企画かと思ってしまいますが、そういう際どい話は一切なく、あくまでも健全(?)なホームステイ体験バラエティです。

 昨夜は超浪費家のダンナとケチケチ節約ダンナにそれぞれうんざりしている奥さんが交換ステイしていました。ケチケチダンナはそれなりにポリシーがあって節約しているので良い感じなのですが、問題はもう一方の超浪費家のダンナ。単に最初の紹介では趣味のジッポコレクションに大金を使い込んでいるだけで、奥さんにも十分なお金を渡しているから、問題は夫婦の会話の無さにあるのかと思ったら、実は全然違いました。

 子どものアイスクリームを買うために歩いて10分のコンビニまでタクシーで往復したり、外食して食べきれないのがわかっているのに、たくさん頼んで残したり。番組途中で奥さんも言っていましたが「贅沢じゃなくて単なる無駄遣い」というその言葉通りの浪費ぶりなのです。

 このダンナ、建築業で月収が150万円あるということですが、そんな浪費を続けていたら貯金もできるはずがありません。住んでいるのもしょぼいアパートですし、もっと住環境にも金をかければ良いのにと見ていてついつい思ってしまいます。

 お金があっても贅沢しないというのは見識ですが、せっかくあるんだから高くて良いものに遣うというのもまたひとつの見識です。世の中にはお金さえ出せば手に入る本当に上質なものがあります。それを「過剰」だと思うか思わないかの差だけです。

 しかし、贅沢するのと無駄遣いは別。お金は使うためにあるとは言え、「死に金」は使いたくないなぁと番組を見ながらつくづく思ってしまいました。もっとも、僕はケアンズ以降かなり財政的にはピンチなので、贅沢なんて最初から無理なんですけどね。


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