幹事クリタのコーカイ日誌2005

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8月18日 ● 衆院選が人気投票になっていく。

 かつて参院選には全国区というのがあって、タレント候補花盛りの人気投票と化していました。石原慎太郎、青島幸男、田英夫、横山ノック、安西愛子、立川談志、三東昭子、山口淑子、宮田輝、コロンビア・トップ、野末陳平、扇千景、八代英太、高橋圭三、中山千夏などなど。今の若い人には「誰それ?」な人がほとんどでしょうが、当時(昭和40年代)は、みんなテレビやラジオで顔が売れている有名人が国会議員になっていったのです。

 もちろん当時から国政選挙がタレント候補の人気投票となっていることに批判はありました。しかし全国区というのは地道な選挙活動ができるようなものではなく、知名度の高いタレント候補にはぴったりの制度だったわけで、それを自民党を中心に各政党が利用したり、もしくは一発当ててやろう(?)と野心的なタレントたちが競って立候補していたのです。

 その後、全国区は制度改革されてなくなりましたが、タレント候補は相変わらず後を絶ちません。そんな中、今回の総選挙で小泉が次々と反対派つぶしのためにタレント(ではないけど話題性の高い有名人)候補を擁立しようとしています。

 小池百合子環境相はもともとタレントですし、静岡に立てる片山さつきも元ミス東大で女性初の財務省主計官として有名、愛知には料理研究家の藤野真紀子と熟年美女(?)ばかり。さらに猪口邦子上智大教授、そしてドカンとでっかい爆弾は何とホリエモンこと堀江貴文まで担ぎ出してきたことです。

 噂ではそのホリエモンを今回新党を作った亀井静香にぶつけるとか。こうなると野次馬的には面白くて仕方ありませんが、いったい何を基準に候補者を選んで公認しているのかよくわかりません。もちろん「郵政民営化賛成」というのが公認の基準なんでしょうが、それだけで何でもかんでも自民党は公認しちゃっていいんですかね?なんかとんでもないことを考えているかも知れないのに。

 ホリエモンにしてみれば話題になることが大好きですから、ここで登場するのは望むところでしょう。イヤになったり面倒くさくなったら大橋巨泉のようにさっさと辞めてまた本業に戻ればいいだけのことですしね。多分ホリエモンのことですから議員になっても1年もたないんじゃないかと思いますよ。どうせ辞める時もまたマスコミを賑わせて本人ご満悦ということになりそうですけど。


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