幹事クリタのコーカイ日誌2005

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8月15日 ● 阪神のJFKの限界。

 今年の阪神の強さを支えている中継ぎ・抑えの3本柱、それが「JFK」と呼ばれているウィリアムズ、藤川、久保田の3人です。最近のプロ野球では先発投手は6回まで投げれば十分責任を果たしたことになります。後の3イニングを救援投手が守りきるのがセオリー。去年の中日もその方程式で優勝を果たしました。

 盤石のリリーフ陣がいることこそ優勝の条件。そんなこともわかっていないから巨人は大金をはたいて他チームの4番バッターばかり連れてきて、挙げ句に貧乏球団の広島と最下位争いをする羽目になるのです。清原とローズと小久保と江藤を切って、その代わりにしっかりしたリリーフ投手を他チームから5人くらいまとめて買ってくれば、きっと来年は優勝できることでしょう。

 で、その阪神のJFKは「死のロード」に入っても相変わらずフル回転。その疲れがたまったせいか久保田がとうとう連日のサヨナラヒットを打たれて休養してしまいました。まだ藤川が元気そうですが、ウィリアムズと2人、いつまでもこの暑さの中で投げ続けられるものでもありません。接戦続きで休ませることもできず、岡田監督は無理して使い続けていますが、このままでは今月中に調子を崩してしまうのではないかと思います。

 対して中日は岡本がやはり戦線離脱、落合も平井も調子が上がらず岩瀬だけが何とか踏ん張っていますが、落合監督は遠藤や鈴木やチェンらでやりくりしてリリーフ陣をなるべく休ませるようにしています。先日の阪神との直接対決の時ですら無理させなかったのは、勝負は9月だと考えているから。それまでは力をためていくのでしょう。

 8月に心ならずもJFKを使い続けている岡田監督を見ながら、落合監督はきっとほくそ笑んでいると思います。中日ファンも「阪神、接戦になれ〜」と願っています。


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