今年はお盆休みが企業によって分散しているようで、この土日を挟んで前半のところと後半のところがあるみたいですが、いずれにしても中心は今週末。つまり１３〜１４日は日本全国でいっせいにお盆休み。暑さも電力消費もだらけた気分もピークです。

　前にも書いたように僕の場合は特別お盆休みというものがあるわけではないので、この土日もただの週末の休みに過ぎないのですが、それでも全国的に「休みだ！」という気分でのんびりしていると、自分も何となく休暇気分が味わえて悪くありません。と言うか、個人的にはこの「ゆる〜い」空気、大好きです。

　さて、こういう時はどうやって過ごすのが正しいのか、って、そんなことに正解なんて無いのはわかっていますが、ちょっと考えてみました。正月休みには「寝正月」というスタイルがありますが、お盆には「寝お盆」はありません。そりゃそうです。ご先祖様が戻ってくるのに、寝ていては失礼ですから。それにゴロゴロ寝ているには暑すぎます。

　と言ってゴールデンウィークのように「遊びに行かなければ」という休みでもありません。気候の良い５月と違って、熱帯のような蒸し暑さが続くこの時期に、あまりハードに遊びまわってしまったら夏バテして倒れてしまいます。体力を削るような遊びはお盆には向きません。

　そうやって考えると、やはりお盆は心静かに家や帰省先や旅先でゆっくりと過ごすのが一番です。読書や映画やスポーツ観戦などを楽しみながら、家族や親戚、親しい人、古い友達、そして好きな人と語り合うのが「正しいお盆」ではないかと思います。

　実は僕は昔からお盆にやってみたい過ごし方があって、都心のキレイで冷房の効いた一流シティホテルの高層階でゆっくり過ごすのです。テレビを見ながらベッドに寝転がって本を読み、気分が向いたらホテルのプールで軽く汗を流す。お盆休みだから都心に人は少ないし、リゾートのホテルと違って家族連れもいないから静かでリッチな雰囲気だと思うんですよね。残念ながら未だに実現はしていませんし、家族持ちにはなかなか叶え難い夢ですが、いつかできたら良いなと思っています。