中日が１１連勝の後に２連敗を挟んでまた４連勝。それも粘って逆転してという中日らしい接戦をくぐり抜けての連勝だけにチームに勢いがあります。最大８ゲーム差あった阪神との差もこれで1.5ゲームまで詰まってきました。火曜日からのナゴヤドームでの直接対決３連戦は２勝１敗で乗り切れば十分というところまできました。もちろん３タテなら逆に1.5ゲーム差をつけての首位です。

　今の両チームの状態、ホームの有利さを考えれば３タテの可能性も十分。なにせ中日はウッズ、福留と中軸打者が絶好調。疲れのみえる阪神投手陣を打ち崩すのは決して難しくはないでしょう。問題は中日の中継ぎ・抑えの投手陣が阪神同様に疲れが見えること。競った試合が続いたということは、それだけ先発がもたずに継投に頼ったということですから、岡本や落合、そして守護神岩瀬が連投になるのも仕方ありません。

　特に昨晩の試合で岩瀬が４連投の疲れからか３点のリードを守りきれなかったのは衝撃的でした。絶対の切り札だけに、岩瀬をいかに休ませながら夏場を乗り切っていくかは今後の課題でしょう。

　今年こそ日本シリーズを制して昭和29年以来悲願の日本一を達成したい中日。最後の敵、ラスボスはソフトバンクでしょうから、中ボスの阪神は一気に叩いてしまいましょう。