１１連勝中だった中日がとうとう負けました。８月が勝負と常々言っていた落合監督としては、初戦をきちんと勝ちたかったところでしょうが、投打が噛み合わずにヤクルトに屈しました。まあ１１連勝もしてしまったのだから、ここらでひと休みも仕方ないところでしょう。連勝も妙な負担になっては困ります。ここでひとつリセットして再スタートすればいいことです。

　それよりも３連敗した阪神岡田監督の方が頭が痛いことでしょう。しかも連敗ストップをかけてエース井川を立てたのに横浜に競り負け。「死のロード」に入っていきなりこれでは、この先が思いやられることでしょう。この調子では、９日〜１１日のナゴヤドームでの中日戦の頃にはゲーム差がほぼなくなっている可能性も出てきました。なにせ万全を誇った中継ぎ抑えの投手陣に疲れが見え始めています。金本と今岡の当たりが止まったら得点源もなくなりガタガタとなりそうです。

　もっともホームが多い中日にも不安はあります。それは６連戦が３週続くこと。真夏の６連戦は投手陣の疲れがたまります。先発も６人揃えたいところですが、川上、山本昌、マルティネス、朝倉、野口でもまだ足りません。ドミンゴが早く復帰してくれないと、どうしても谷間ができてしまいます。

　中日としては、ここまでくれば何連勝もしなくても、２勝１敗ペースで同一カードを勝ち越していけば、自然と阪神が落ちてきて追いつくだろうという計算です。そもそも試合数が阪神より５試合少ないので、終盤になればそれが効いてくると思います。

　ところで相変わらず弱い巨人。昨日も広島と壮絶な打ち合いの末にサヨナラ負けを喰らってしまいましたが、そろそろ堀内監督は休養させてもいいのではないでしょうか。あれだけの戦力を揃えていながら、ここまでダメなのはやはり指揮官に問題ありとすべきでしょう。もちろん、本当に問題なのは球団トップであることは間違いないですけどね。