幹事クリタのコーカイ日誌2005

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7月22日 ● キズドライは有害か。

 テニスコートで転倒して膝と肘を擦りむいた話の後日談。数年前に同じように擦り傷を作った時は、ずっとバンドエイドを貼っていたのですが、治るまでにかなり時間がかかりました。砂入り人工芝コートでの擦り傷は火傷のようになってなかなか治らないというのはテニスプレーヤーの常識(?)です。

 今回も時間がかかるだろうなぁと溜息をついていたら、友人が「キズドライスプレーが早く治る」と教えてくれました。その友人もその前にやはり階段でこけて肘を思いっきり擦りむいていたのですが、キズドライで意外に早く治ったというのです。

 前回のこともあったので、僕は早速キズドライスプレーを購入してみました。最初はスプレーで吹き付けた後はバンドエイドを貼って覆っていましたが、すぐに傷口が固まってきたので、後はずっとそのままにしておいたところ、転んでまだ10日くらいだと言うのにかなりの回復具合。1センチに満たない肘の方はもちろん、3センチ以上ある膝の傷の方もカサブタが取れてきています。キズドライはなんて素晴らしいだ、と教えてくれた友人に感謝したい気分です。

 ところが、この話を別の知人にしたところ「キズドライは医者がやめろと言うよ」「有害商品だって言われているよ」と言うではありませんか。なに、こんなに簡単にキズが治って喜んでいるのに有害商品とは何事か、と思ってネットで検索してみたところ、確かにいろいろ書かれていました。

 要するにキズドライではキズのごく浅い表面の消毒はするけど、傷が深くても奥まで消毒できないためかえって化膿することがある、また傷口を塞いでしまうため傷口の状態がわからないし、キズドライの固まったパウダーを落とすのは大変なのでやめて欲しい。お医者さんとしては困るんだよねぇ、ということのようです。

 反面、「キズドライで治った」という人の声も多く、結局のところ使い方次第というのが穏当な結論かも。浅い擦り傷の場合なら、ちゃんと洗ってからキズドライしておけば大丈夫、ちょっと転んだくらいでいちいち医者になんて行ってられませんから、昔なら赤チンつけていたところをキズドライで、という感覚です。

 でももし深い傷で出血が続くような場合は、いい加減にキズドライで済ますのではなく、ちゃんとお医者さんに診せて手当てしてもらいなさいってこと。当たり前です。

 今回は転んだ直後にちゃんと水道水で十分に傷口を洗い流しましたし、傷も浅かったのでキズドライで十分だったのでしょう。まあ今後はちゃんと傷の具合を見て使い方を考えたいと思います。昔は「唾つけておけば治る」と言われたものですから、それに比べればずっとマシでしょう。


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