幹事クリタのコーカイ日誌2005

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7月21日 ● 小人閑居してナンパをなす。

 広告業界は常に忙しいと世間からは思われているようですが、実はそんなことはありません。忙しい時は本当に忙しいですけど、暇になるとこれがまた滅茶苦茶暇になってしまいます。我々は基本的に受注産業ですから、常に計画的に製品を生産しているメーカーの人とは違って、お得意さまの気分次第で状況は180度変わってしまうのです。

 僕はここのところずっとなだらかに暇になりつつある状況ですが、だからと言って他の人も同じかと言うと、殺人的に忙しそうに働いている人がいれば、その横で暇で暇で仕方ないという顔をして遊んでいる人もいて、やはり一概には言えません。

 あるプロダクションの人はいま殺人的に忙しいらしく、さすがに顔を合わせても笑顔がありません。余裕ないんだろうなぁ、と同情しつつ、何よりこの暑さの中でのハードワークですから倒れないかどうか心配しています。

 かと思えば某広告代理店に勤務するMっちゃんのように「暇でやることがないから出会い系を再開した」と嘆いている(?)人もいます。なんでもあまりに暇なので最近あまりやってなかった出会い系サイトにまた書き込みを始めたんだそうです。

 最近Mっちゃんが詐称している職業は「獣医」だそうで、これがまたよく釣れるルアーだと喜んでいます。なにせ「医者」ほどプレッシャーがなく女性たちも深く中身を突っ込んでこないので嘘がバレにくいし、長年猫を飼っているMっちゃんとしては適当に答えておけばそれなりに誤魔化せるんだそうです。

 先日も33〜34才くらいの子持ち主婦を出会い系でゲットしたそうで、「まあ二塁打ってところかな」と嬉しそうに小鼻を膨らませていました。ただMっちゃんも改めて出会い系サイトの非効率性には少々めげていたようで、二塁打を打つまでにどれだけの凡退を繰り返してきたことか、それよりも本当は街で直接ナンパする方が良いのかも、と考えているようです。

 と言うのも、相変わらず付き合っている雌豹さんが時々中高年男性に声をかけられるそうで、断るけれども悪い気はしないと彼女が言ったのを聞いて「そうか、中年オヤジでもナンパしていいんだ」と思ったらしいのです。同じように何十人も声をかけるのなら、メールでまだるっこしいやり取りをしているよりも、気に入った女性に直接声をかける方が手っ取り早いし確実、かも知れません。

 ただメールならともかく直接声をかけてナンパするというのは、かなりの根性が必要です。まして自分が40代半ばでは、その恥ずかしさは若いときの比ではありません。以前ほどのパワーは感じられないMっちゃんですが、それでもこの先ますます仕事が暇になったならば、有り余った時間とエネルギーをそちらに振り向けることも十分考えられます。その前に会社をクビにならなければいいですけど。


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