幹事クリタのコーカイ日誌2005

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7月17日 ● 暑さ自慢は哀しい。

 蒸し暑いです。気温がたとえ32度くらいでも、この湿気の高さは十分に殺人的です。昼間にテニスしていたら熱中症になりかかりました。慌てて水分をたっぷり補給。夜は夜でちっとも気温が下がってきません。エアコンフル稼働。寝られるか心配です。

 名古屋の夏はとにかく暑い。しかも単に気温が高いのではなく蒸し暑いから寝苦しい。名古屋に引っ越してきた人だと聞くと、必ず名古屋人は「名古屋は暑くて大変でしょう」と言います。まあ僕の知る限り、世界が100人の名古屋人だったら95人の人はそう言いますね。

 名古屋の人間にとって、ご当地の夏の蒸し暑さはある種の自慢なのです。世の中にはいろいろネガティブ自慢があって、「貧乏自慢」「病気自慢」などがその典型例ですが、名古屋人の「暑さ自慢」もそういった類のもの。だから引っ越してきた人が「本当に暑いですねぇ、びっくりしました」とでも答えてくれようものなら嬉しそうな顔をすること間違いなしです。

 他に自慢するところはないのか、名古屋人!と突っ込みを入れられそうですが、「貯金自慢」「トヨタ自慢」「製造品出荷額日本一自慢」なんてしても恥ずかしいだけですからねぇ。名古屋の人は基本的にシャイなので「暑くてかなわない」「田舎だ」「面白い遊び場がない」「夜が早い」「センスが悪い」などと、いつも自分たちの悪口を言ってばかりいるのです。これは郷土愛の裏返しなんですが、出方が逆なだけにわかりづらいし、タモリに突っ込まれてしまう隙にもなってしまいました。自己主張の強い大阪人との大きな違いです。

 とは言え、やはり「暑さ自慢」は辛いです。我慢して熱々の風呂に入る江戸っ子じゃあるまいし、暑いからって何にも偉くありません。地球温暖化防止に向けて努力しているのなら、「暑くない名古屋」を実現してこそ自慢すべきじゃないかなぁと思います。


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