幹事クリタのコーカイ日誌2005

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6月21日 ● 名倉潤の気遣いはネタ?

 最近の雑誌は男性誌も女性誌もキーワードは「モテ」。とにかくこうすれば「モテる」というノウハウをやたらと各誌特集していて、世の中は「一億総Mっちゃん化現象」なのかと思ってしまうほどです。

 それも若い男女をターゲットにした雑誌なら理解できますが、「LEON」を筆頭に中年向け「モテ」雑誌が大繁盛していて、発情しているのはむしろ高齢層のようです。まあある程度の年齢になっても色気を失わないことは男女とも大事だと思うので、決して悪いことばかりではないのですが、大人なんだからあまりあからさまなのはちょっと勘弁してと思います。やはり「抑制」も必要でしょう。

 で、そんな風潮に迎合したのか「AERA」でも「モテ男と電車男」という対比で流行りに乗っての「モテ男」特集を組んでいました。硬派雑誌でスタートした「AERA」も今やここまで軟派になったのです。

 で、その中身は大したことはなくて、女の話を良く聞けとか、やはり外見は大事だからファッションには気を遣えとか、そんなありふれた内容でしたが、僕が目をとめたのが「モテ芸人」としてネプチューンの名倉潤が半ページを使って登場していたこと。

 名倉と言えば先日「モテ」タレントの渡辺満里奈と結婚したばかり。華麗な男遍歴を噂された満里奈が最後に選んだのが名倉ということで、いろいろ取り沙汰されていましたが、少なくとも名倉の男が上がった(満里奈は女を下げた?)ことは間違いありません。

 で、そんな実績(?)を買われて登場した名倉のコメントが、まるで石田純一のようでちょっと笑ってしまったのですが、一番「えっ?」と思ったのが誕生日プレゼントの話。アクセサリーをプレゼントすると彼女が気を遣って毎回つけなければいけないので、アクセサリーはやめてコートを贈ったとか。コートなら会うたびに着てくる必要はないから、彼女に気持の負担をかけなくて済むと言うのです。

 確かにアクセサリーとか時計とかバッグをプレゼントすると、気配りのできた女性はちゃんとその相手に会う時は身に付けてきてくれます。逆につけてこないと「気に入らなかったのかな?」と相手を不安にさせるからつけてくるのは最低限のマナーでしょう。

 しかし、だからと言ってアクセサリーをプレゼントしないというのは行き過ぎた気遣いではないかと思います。女性だって好きな男がくれたアクセサリーを身に付けたいでしょうし、それをいちいち負担に思うことは少ないはずです。もちろん、よほど趣味じゃなければ別ですが、そこまで気を遣うなら相手の趣味くらいは理解しているでしょう。もし毎回同じアクセサリーになってしまうと思うなら、それはひとつしかないからいけないのであって、いくつもプレゼントすれば済むことです。

 コートをプレゼントするのもありでしょう。でもそんな理由でアクセサリーをプレゼントしないなんて考えられないし、きっと名倉は満里奈にアクセサリーもあげていると思います。結婚する相手に指輪すらプレゼントしないなんてことはあり得ませんしね。

 僕の推測では名倉が「それは行き過ぎだろう」と突っ込まれるようなネタを記者相手に話したのに、真面目な朝日新聞の記者はそのまま素直に受け取って記事にしてしまったのではないかということ。お笑い芸人が石田純一ばりの「モテテクニック」を真面目に披露するなんてそれこそバカ丸出しですから。そう思って読むと、名倉のネタ話まで朝日の記者がまともに受け取って書いているように思えてきます。

 本当にバカなのは朝日の記者か、名倉か。僕は朝日の記者に一票入れておきます。僕も朝日新聞の記者に会ったことがありますかが、とにかく彼らはダサくて「モテ」には縁遠そうでしたから。


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