幹事クリタのコーカイ日誌2005

[ 前日翌日最新今月 ]


 
6月20日 ● ウィンブルドン展望。

 いよいよテニスファンにとっては1年で一番楽しみなビッグイベント、ウィンブルドンが始まります。今年の見所はなんといっても昨年の女子チャンピオンである第2シードのマリア・シャラポワの連覇がなるかどうか。メディアもひたすら彼女の後を追いかけ続けることでしょう。

 僕の予想ではシャラポワの優勝確率は30%。有力な優勝候補のひとりではありますが、ライバルも多く決して楽観視できる状況ではありません。優勝候補筆頭は全仏チャンピオンで復活著しい第7シードのジュスティーヌ・エナン・アーデン。もともとナンバー1であり、芝を苦にしないエナンが全仏の勢いを維持したまま優勝に向けてひた走りそうな気配です。

 ただ今回の女子のドローはかなり有力選手が固まっているので、それが状況を左右しそうな気もします。一番厳しいのはもう一人の優勝候補第4シードのセレナ・ウィリアムズ。順調にいくと4回戦で早くも姉ヴィーナス・ウィリアムズと激突。これに勝っても準々決勝でエナン。準決勝でシャラポワと決勝にたどり着く頃には疲労困憊していそうです。

 また第1シードのリンゼイ・ダベンポートも準々決勝で第15シードのキム・クライシュテルスと対戦することになります。ここがひとつの大きな山でしょう。準決勝は第3シードのアメリー・モーレスモが有力ですが、このトップハーフはボトムハーフに比べればまだ楽な方です。スタミナに不安のあるダベンポートよりもむしろクライシュテルスにとって楽なドローになったかなと思います。

 ちなみに日本の杉山愛と浅越しのぶ、さらに小畑沙織までがこのクライシュテルスとダベンポートのブロックに入ってしまいました。簡単に勝ち上がることは難しい状況ですが、何とか頑張って欲しいところです。

 男子はダントツで第1シードのロジャー・フェデラー有利でしょう。優勝確率は70%。対抗はもちろんいつものごとく第2シードのアンディ・ロディック。さらに第3シードのレイトン・ヒューイット、第5シードのマラト・サフィンとなるんでしょうが、ヒューイットとサフィンは同じ山に入ってしまいました。

 第4シードで全仏王者のラファエル・ナダルは芝では厳しいと思います。むしろそろそろラストチャンスと思われるベテラン、第6シードのティム・ヘンマンに何とかファイナルまで勝ち上がってもらいたいものです。

 混戦の女子に比べて男子は上位選手と中堅以下の差が大きいので、番狂わせは少ないでしょうが、かつてのボリス・ベッカーのように驚くような若い才能が彗星のごとく現れて欲しいような気もします。


とりあえず、読むたびに(1日1回)

を押してください。 日記才人という人気ランキングに投票されます。
初めての方は、初回のみ投票者登録画面に飛びます。
結構更新の励みにしていますので、押していってくださると嬉しいです。