毎回夏と冬にボーナスが出るたびに「何に使おうかな」と悩むのですが、だいたいいつも使い先はすでに決まっていて、本当に「嬉しい悩み」であったことはまずありません。今回も８月末に予定している親孝行海外旅行のための資金としてあらかた消えてしまうため、ボーナス払いになっているその他の必要な支出を計算していったらすっかり赤字でした。

　まあそうは言っても数万円くらいは何か買う楽しみのための予算が捻り出せるかなと考えていました。例えば毎回懸案となっているカーナビは無理でもＥＴＣを取り付けるとか、デジカメをそろそろ新しくするとか、そうしたデジタル系製品を購入するか、もしくはちょっとだけ良い服とか靴とかバッグとかを買うか、それともテニスラケットを新しく買い替えるか。

　自分としてはそろそろＥＴＣかなぁ、なんて気分だったのですが、浮き浮き気分で検討していたら、はたっと思い出しました。今年から息子は高校生、しかも私立。授業料は学期始めに引き落とされるのです。その額なんと約２０万円。２学期だけで２０万円。高くないか！？

　がーん、です。そりゃ赤字なことはわかっていましたが、この上２０万円を支出するとなると、本当に不要不急のＥＴＣなんてものにお金を使っているわけにはいきません。ましてやラケットなんて今ので十分じゃんと、自分ですら自分に突っ込みを入れたくなります。

　人生の三大支出は住宅費、教育費、老後の費用だそうですが、そのうち２つは完全に免除されているＭっちゃんのような人が羨ましいです。自分で稼いだ金を自分の純粋な楽しみに使えないのが人生なんですねぇ、なんて言ってると、きっとクリタは十分に楽しんでいるよ、と突っ込まれそうです。いや、お金は無くても気持があれば人生は楽しめるのですよ。気合いです、気合い。