幹事クリタのコーカイ日誌2005

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5月24日 ● 全仏オープンテニス始まる。

 さて、テニスファンには楽しみな季節になりました。いよいよローランギャロスのレッドクレーの上で始まった全仏オープンテニス。男女とも優勝争いは混沌としていて誰が勝つのかわからないので面白くなりそうです。

 まず男子はナンバー1のロジャー・フェデラーが全仏初制覇なるかどうかが注目です。クレーコート以外では圧倒的な強さを見せるフェデラーも、さすがにクレーコートスペシャリストたち相手では分が悪く、優勝確率はせいぜい20%くらいかな、と思います。

 では本命は誰か?僕はスペインの昇り龍ラファエル・ナダルを推します。1986年生まれのまだ19才(誕生日が6月3日だから現時点では18才)。その才能はジュニアの頃から嘱望されていましたが、期待通りにグングン力をつけてきました。今大会は第4シードですが、そろそろここでブレイクしそうな予感がプンプンします。

 対抗は普通ならフェデラーでしょうが、よりドラマチックなのはギジェルモ・コリア。昨年は同じアルゼンチンのガストン・ガウディオとの決勝戦で痙攣を起こしてしまい、それでもセットを捨てて回復を待ちマッチ・ポイントを握りながら、結局敗れ去りました。昨年の雪辱を果たしたいという強い思いが実るかどうか注目です。

 女子はシャラポワが相変わらず人気を集めることでしょうが、優勝争いとなると3番手、4番手。本命は復活してきた第14シードのキム・クライシュテルス。去年は故障でほぼ1年を棒に振り、挙げ句に婚約者のヒューイットにまで振られてしまってボロボロのはずのクライシュテルスですが、ここにきて爆発的な強さを見せて復活。まだグランドスラム優勝経験のない彼女だけに、ここで初タイトルを取りたいところでしょう。第1シードのリンゼイ・ダベンポートと当たる準々決勝さえ乗り切れば、一気にいきそうな気がします。

 対抗は敢えて同じベルギー勢、同じく復活に燃えるジュスティーヌ・エナン・アルデンヌ。こちらも故障も癒えてようやくフルスロットル態勢。今回は第10シードですが、得意のクレーコートでそろそろ完全復活しても良いのではないかと思います。昨年はロシア勢に席巻された女子ツアーですが、このベルギーの2人が復調してこないと面白くありません。

 日本勢では今季不調の杉山愛をついに追い越した浅越しのぶに期待したいと思います。第19シードがついたとは言え、3回戦でヴィーナス・ウィリアムズ、4回戦でアナスタシア・ミスキナと厳しいブロックですが、日本のトップとしての活躍を見たいものです。まずは初日きっちり1回戦を突破。この勢いを維持して欲しいです。


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