昨日の『エンジン』に続いて『離婚弁護士２』と『曲がり角の彼女』も見たのでその感想でも書くつもりでしたが、これらのドラマを制作しているフジテレビとホリエモンの和解について一言。

　ホリエモンに放送とＩＴの融合を言われても具体的なビジョンが感じられないということは散々あちらこちらで書かれていましたが、こうしてあっさり手を引かれてしまうと本当に何がやりたかったんだか、という気がしてガックリです。

　結局フジテレビは何とか自社を守ったものの余計な出費を強いられブランドにも傷がついてしまいましたし、ライブドアは当初の目的は達成できず、マネーゲームで資産を増やした結果にはなったものの、その増えた資産を持っていく投資先を考えないと単なる金膨れ状態で、下手をすると今度は自分が敵対的買収で狙われるのではないかと思われます。

　プロ野球参入にも放送メディア買収にも失敗して、結局ホリエモンに残ったのは金だけ。金があれば女もついてくる、などと言って顰蹙を買うような男ですから、金さえ残ればいいのかも知れませんが、次の一手を考えないとライブドアの企業価値は上がる要素はなく、たちまち「あの人は今」になってしまいそうです。

　ところでテニス愛好家としては、ホリエモンの手元に残ったキャッシュを少しテニス界のために使ってくれないだろうかと思うんですけどね。ジュニアの間で巻き起こっているテニスブームを何とかムーブメントとして日本全体に広げていくためには金が要ります。トップの強化、ジュニアの育成だけではなく、裾野を広げるためにも、興行としてのテニスを定着させるためにも、誰かが資金を投下してくれると火がつくと思うのですが、その誰かがいないのがテニス界の現状です。ホリエモンがテニス界の「白馬の騎士」になるのも悪くないと思うのですが。

　ホリエモンがテニス好きという話は残念ながら聞いたことはないのですが、誰かホリエモン誘ってテニスしてくれないかな？うちのサークルに入ってくれたら歓迎するのに。ちょっといじめるかも知れないけど。