高校に入学した息子はやはりテニス部に入ることにしたようです。一昨日の夜、いきなり体験入部のためにラケットとシューズを貸してくれと言われ、そんなものは急に言われても一般家庭にゴロゴロしておらん、と言いながら、自分が数年前に使っていたラケットにグリップテープを巻き直し、シューズはいま僕が使っているシューズをそろそろ買い替えようと思っていたので、そのままくれてやりました。まあしばらくはこれで十分でしょう。今後本格的に練習するようになったら、また買ってやるつもりです。

　息子の高校のテニス部は２年前からコーチが代わって急に強くなったらしく、昨年度は県で団体戦ベスト８。なかなかなものです。もっとも愛知県には名古屋高校という高校テニス界屈指の強豪がいますので、インハイとか国体ということになると難しいでしょうけど、そこそこのレベルできちんとした指導者について練習できるというのは素晴らしいことです。正直、僕が代わりにレッスンしてもらいたいくらいです。

　息子には何年で父を抜けるか頑張ってみな、と言い渡してあります。まあ僕が４０代のうちは負ける気がしません。なにせこちとらテニス歴２６年、そこらのへっぽこ大学生相手ならいなして勝つ自信はあります。ただし年寄りなのでダブルス専門ですけどね。

　息子に限らず最近僕の周りではちょっとしたテニスブームで、いろいろな人がテニスしたいと言ってきてますし、実際にスクールに通いはじめた人も多いようです。以前の僕なら自分が強くなることにしか興味がなかったので、初心者をいちから教える気は全然起きませんでしたが、最近は本気でテニスしたいと思っている人なら教えてもいいかなと思っています。

　テニス愛好家が増えてテニスの裾野が広がることは、日本のテニス環境を向上させることにつながりますし、それは巡り巡って僕のテニス環境も将来的に良くなるということです。それに何より僕がこれまで長年テニスをしてきたことが、初心者の指導というカタチで貢献できるなら嬉しいですし。

　もっとも、まだ男の初心者に教えるところまでは人間が大きくなれません。とりあえず女子供限定。野郎にレッスンするなんて、タダじゃとてもやる気出ませんよ。