幹事クリタのコーカイ日誌2005

[ 前日翌日最新今月 ]


 
3月23日 ● フィギュアとモデル。

 名古屋は今や女子フィギュアスケート王国です。伊藤みどりが開いた道を恩田美枝、安藤美姫、浅田舞、真央姉妹が続いて走っています。安藤など完全にトリノ冬季五輪のスターとしてマスコミが担ぎ上げようとしている魂胆が丸わかりで、ちょっと持ち上げすぎじゃないかと心配になるくらいです。

 ところでそのフィギュア王国の中では一番目立っていなかった浅田舞がなんとホリプロ所属のモデルに転向するそうです。岐阜県とホリプロが主催するモデル発掘オーディションで選ばれたということですが、別にそんなオーディションなんか受けなくても、彼女なら当然ホリプロはマネジメントを手がけることでしょう。

 元々フィギュアスケートというのは芸能に近いスポーツでもありますし、これだけ日本女子が強くなってきて、今後数年間はフィギュアスケートがメジャースポーツとして成立しそうな今、浅田舞は「金の卵」と呼ぶべき人材です。

 自身がトップクラスのジュニア選手でありながらルックスも良く、しかも妹は次代のホープでこのまま育てば世界レベルのトップ選手間違いなし。安藤美姫&浅田真央の名古屋「舞姫」時代が来れば、そこに一番近い存在として解説も取材もできるわけです。とりあえずはモデルというカタチで育てながら、将来はスポーツキャスターやタレント業もホリプロは当然視野に入れていることでしょう。

 また浅田舞にしてもここでの転身は見事な決断だと思います。確かに彼女はトップジュニアではありますが、年齢的にも安藤に近く、その割に成績は伸びていません。すぐ下には妹がいてすでに自分は追い越されているわけですから、今後選手としての伸びしろはあまりないと考えてもいいでしょう。だったら、これ以上選手にこだわらずに早めに芸能界へ転身した方が将来への展望が開けると思います。

 浅田姉妹の両親にしても、妹が姉を選手として追い越してしまった今、お互いの気持ちを考えて別々の道を歩んでくれた方が心が休まることでしょう。強いて言えば、妹の真央が姉が同じ世界にいることによる精神的支えを失ってしまうことに不安を感じるかも知れませんが、彼女ほどの選手ならばそれも乗り越えていきそうな気がします。

 芸能界も本人も家族もみんな丸く収まる今回の浅田舞のファインプレー。後は本人が芸能界に本当に向いているかどうか。こればっかりはやってみないとわかりませんが、ダメならまだ若いしいくらでも道はあることでしょう。

 

とりあえず、読むたびに(1日1回)

を押してください。 日記才人という人気ランキングに投票されます。
初めての方は、初回のみ投票者登録画面に飛びます。
結構更新の励みにしていますので、押していってくださると嬉しいです。