幹事クリタのコーカイ日誌2005

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3月11日 ● 正しい福袋の選び方。

 水曜日にグランドオープンした名古屋三越の「ラシック」、初日は10万人の人出だったそうで、これはまさにセントレアに詰め掛けた人数とほぼ同じ。どうも物見高い人というのは常に一定数いるということでしょうか。もっとも僕もプレオープンに行ったのに続き、グランドオープンから2日続けて行きましたから、物見高い一人ではあるんですけどね。

 ところでラシック開店で三越の方でも「記念袋」という一種の福袋を販売していました。2日続けて出かけたのはどちらかと言うと、この福袋狙いだった部分もあります。買ったのはひとつはポールスミスのアンダーウェア福袋。トランクス、ボクサーブリーフ、半袖シャツ2枚で3150円。これはトランクス1枚分の値段ですから、随分とお得でした。まあパンツ一丁3150円なんて価格設定をしているポールスミスもかなりの厚顔ぶりですけど。普通のお父さんは3枚1000円のトランクスだったりするんですから。

 で、もうひとつは某ブランドの1万円の福袋で、こちらには春物のジャケット、ベスト、シャツの3点セットが入っていました。普通、福袋というのは何が中に入っているかわからないから、それが楽しみなわけですが、最近はどこでも中身を表示するようになってきました。何が入っているか、その種類にサイズ、さらには色や柄まで確認できるので、楽しみが少ない半面、「しまった」ということも少なくなりました。

 とは言え、ジャケットは同じLサイズでもゆったりしているのか細身なのかで着心地が全然違います。僕の場合、かなり痩せたと言っても、普通の人よりは肩幅と胸板にボリュームがあるため、ジャケットを合わせずに買うわけにはいきません。福袋を前に逡巡していたら、店員が「じゃあ合わせてみますか?」と福袋を開き、中のジャケットを取り出して着せてくれるではありませんか。これで買わなかったらどうするんだよ、と思いながらジャケットを羽織ってみたらジャストサイズだったので、結局買ってしまいました。まあいくらワンシーズン前のものとは言え総額で4万円以上の内容が1万円ですから買って損はありません。

 それにしても試着までさせてくれる福袋って言うのはどうなんでしょうね?中身は数倍の値段のものが入っている代わりに、変なものがあっても文句を言わないという「ハイリスク・ハイリターン」こそ福袋の本質だと思うのですが、試着までして買っていたら「ノーリスク・ハイリターン」です。これも実質重視の名古屋だからこその商習慣なんでしょうか?「中身のわからないもんに高いお金は払えンがね」とでも文句をつけるお客さんがたくさんいたのでしょうか。

 まあ確かに試着させてくれなかったらきっと僕はあの福袋を買わなかったのですから、店員の対応は正解だとは思いますが、果たして東京でもこういう商売をしているのかどうか、ちょっと不思議に思いました。


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