幹事クリタのコーカイ日誌2005

[ 前日翌日最新今月 ]


 
3月4日 ● 高校入試問題を教える。

 公立高校の入試まであとわずかとなった我が息子ですが、相変わらずのほほんと毎日を過ごしていて、もしかしたら大物なのかと勘違いしたくなるくらいの大バカぶりを発揮しています。私立高校3校の入試を「完全クリア」で終えたことが本人にとっては自信になったらしいのですが、それでやる気になるわけではなく、かえって安心して遊んでしまうところが情けないです。

 で、遊んで仕方ないので、この前の日曜日に一緒に書店に行った時に「公立高校合格判定テスト」という模擬問題集を買ってやりました。父子揃って「合格可能性がわかる」という謳い文句に騙されたわけです。で、いま息子は毎晩それをやっていて、その答え合わせを僕にやってくれと頼んでくるので採点して解説をしています。

 英語だけは妻がみるのですが(妻は通訳・翻訳業をしていたプロなので)、残る国語・社会・数学・理科は僕が担当です。国語と社会は問題ありません。高校入試程度のことならまず完璧に教えてやれるので偉そうに講釈を垂れているのですが、問題は数学と理科です。

 数学はほぼわかりますが、図形の証明問題だけはちょっと困ります。なにせ閃かないとできない問題が多く、先に解答を読んで理解してからではないと息子に解説することも簡単ではありません。理科はさらに苦しくなります。元々理科は得意でもなく好きでもなかったので、電流がどうしたとか化学式がこうしたとか、そんなことはあらかた忘れてしまっているのです。

 高校入試問題は物理・化学・生物・地学の基本を全て網羅しているので幅広い知識が必要ですし、お互いにあまり関連がないので、とにかくひとつずつ記憶を甦らせていく必要があります。僕は共通一次試験(今のセンター試験)で物理・化学を選択したので、特に生物と地学についてはほぼ全滅です。数学の図形問題もそうですが、大学入試で自分がやっていないことはダメダメなんです。自分で「こんなにバカだったんだ」と感心するくらいバカです。

 その点、社会は元々好きで得意な上に、世界史と地理を選択していたし、日本史は好きでいろいろ本を読んでいるし、政経倫社は社会人としての常識なので勉強しなくてもわかります。国語は文学部卒ですし、大学卒業時に県の高校教員試験に合格した経歴もありますし、何よりコピーライターですから「わからない」とは口が裂けても言えません。

 息子も僕と同様に理科が一番苦手なので、二人して頭を捻る時もあって、どうにも困ったものです。今は何とか勉強をみてやれますが、高校に入ったらますます理数系はついていけるかどうか。実はNHK教育で深夜に再放送している「数学1」のテレビ講座を時々見ているのですが、辛うじて講師の先生の話していることは理解できても、これを自分で教えろと言われたら疑問符だらけです。

 父のプライドを守るために、春休みにこっそり高校の勉強を始めようかと思わなくもないこの頃です。


とりあえず、読むたびに(1日1回)

を押してください。 日記才人という人気ランキングに投票されます。
初めての方は、初回のみ投票者登録画面に飛びます。
結構更新の励みにしていますので、押していってくださると嬉しいです。