幹事クリタのコーカイ日誌2005

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3月2日 ● blogに移行しない理由。

 気がつけば世の中まさにblog全盛になっていて、こうしていつまでもシコシコと自分でサイトを作っているのが時代遅れな気分になってきます。知人でもblogを書いている人も増えてきて、それはそれで読ませてもらうのも楽しいのですが、なぜか自分ではblogに移行しようとは思えません。

 なぜいつまでもこうして古式床しい(?)web日記形式にこだわっているのか、ちょっと考えてみました。答は簡単、blogに移行する必要を感じないからです。僕が思うblogの一番のメリットは、HTMLのことも覚えず、webサイトの構成とか何も考えずに、文章さえ書き込めばできてしまうことです。つまり誰でも勉強せずすぐにネットで発信ができるわけで、これまでにあった自分のサイトを持つ場合の敷居の高さをblogはぐっと低くしました。富士山がオランダくらい低くなったと思います。

 しかも始めるのも簡単ならやめるのも簡単。もちろん自分のサイトだってやめるのは大して難しいことではないですが、無料のblogが多いので、blogは飽きちゃったらそのまま放り出してもいいし、閉じちゃってもいい。それでまたすぐに新しいblogも始められる。その手軽さの差ときたら、通帳と印鑑でお金をおろすか、キャッシュカードで預金を引き出すかの違いくらいあります。ただその手軽さは、すでにサイトを持ってしまった僕にはあまり意味がありませんけど。

 次にblogの特徴と言えば何と言ってもコメントやトラックバック。すなわち書き手と読み手の双方向性の高さ、コミュニケーションツールとしての便利さにあります。眞鍋かをりのblog古田敦也のblogがトラックバックの数を競っているなどという話題がありましたが、確かに有名人のblogならこうしたカタチでの交流は嬉しいことでしょう。

 しかし、僕は全くの一般人ですし、内容的にも大したことを書いているわけでもありません。この「コーカイ日誌」も基本的にはテニスサークルのサイトのおまけであって、あまり価値のあることが書かれているわけではないのです。しかも、この「コーカイ日誌」を通じて広く交流を図ろうという意図もありません。むしろ、読み飛ばしてくれたらそれでOKだと思っています。だからオフ会も開かないしBBSもありません。

 そんな僕にとってコメントやトラックバック機能は不要です。どうしても何か伝えたい人はメールを送ってくださればいいことですし、日記才人にはメッセージという機能もあります。どちらにも自分なりに丁寧に対応しているつもりの僕としては、これ以上いろいろ言われてしまうとパンクしてしまうので、今くらいがちょうどいいのです。

 さらに言えば、そういうblogのイメージは、僕にとってオートマチック車のように感じるのです。便利だけど楽しみは少ないかなという感じ。もちろん、いろいろ機能を使いこなすことで楽しさはあるのでしょうが、それはオプションフル装備のトヨタ車のような感じがしてしまうのです。対するweb日記はマニュアル車、それもイタリア車です。いかにも自分の力で動かしている感じがして、運転自体が楽しいなという感じ。僕は家族のこともあって今はずっとオートマチック車に乗っていますが、自分だけしか運転しないのならまたマニュアル車を買いたいと思っています。

 そんなわけでしばらくは今のまま「コーカイ日誌」を続けていくつもりです。ただし決してblogを否定しているわけではないですし、以前から噂の「裏日記」を書く時にはblogで書く方が便利そうなので、匿名でそちらで書いていることでしょうけどね。


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