幹事クリタのコーカイ日誌2005 |
2月28日 ● 男は不惑を過ぎてから。 僕がまだ20代前半の頃、ひとつ年上の気になる女性がいました。しかし、残念ながら彼女には好きな男性がいたため、僕たちは友達にはなれましたが付き合うという関係にまでは至りませんでした。彼女の好きな男性は当時40才くらい。僕や彼女から見れば親に近い年代で、実際彼女にとってその男性は親の知人でもあったのです。 まだ若造だった僕には、どうしてそんなオヤジが良いのかさっぱり理解できませんでした。40才のオヤジが恋愛対象になること自体不思議で、彼女にも「どこがいいの?」と何度も尋ねたものです。彼女の恋愛はその男性の方が身を引くカタチで終わり、結局彼女の恋は実らなかったのですが、僕にはとても割り切れない思いを残しました。 いまその男性の年齢を超えてみると、彼女の気持ちはよくわかります。確かに40才はオヤジですが、男としての経験と余裕は20代はおろか30代にもない魅力として女性に映ることもあるでしょう。少なくとも僕は20代の自分よりも今の自分の方がはるかにマシだと思えます。20代の僕は本当にバカで子どもで空虚でした。 ただ日本は世界的にも稀に見る「若さ偏重文化」です。言い換えればヨーロッパ的な「大人の文化」が未成熟で、若さはバカさだということに目をつぶっています。もちろん、若さは活力につながり成長する余地を残していますから未来も感じます。ただ、それはあるべき「未来」のモデルがあってこそ。モデルがない未成熟はどこに向かうべきなのかわからないまま迷走してしまいます。 長年「大人モデル」がないままに突っ走ってきた日本も、そろそろ「こんな大人になりたい」と思わせるようなスタイルを身につける時期かも知れません。またそんな40代男性が最近増えてきたような気がします。ちょっと調べてみたので以下に羅列します。
1965年生まれ(今年40才)・・・本木雅弘、上川隆也、奥田民生、古田敦也、三木谷浩史 僕と同学年までの有名人男性をピックアップしてみましたが、最近の40代は昔の「オヤジ臭」が随分と脱臭されてきたような気がします。もちろん、こんな男性がその辺をウロウロしているわけではないのですが、このラインアップを見ていると「男は40才から」という気がしてきませんか?まあ「我田引水」の批判は甘受しますけど。 |
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