幹事クリタのコーカイ日誌2005

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2月10日 ● 答は自分の中にある。

 「傍目八目」というように、第三者から見るとわかることが当事者になってしまうとわからなくなるということが人生にはよくあります。恋愛はその典型で、恋にとち狂ってしまった人を見ると、誰もが「あーあ、バカだな」と思うわけです。「あんなひどい男に騙されて」とか「あの女、金目当てで付き合っているだけなのに」とか「少し優しくされたらのぼせ上がっちゃって」なんて言われているのです。

 で、恋に落ちてしまって訳がわからなくなった人は、誰か親身に話を聞いてくれそうな相手に恋愛相談をします。僕も昔は本当によく女性から恋愛相談をされたものです。「彼の考えていることがわからない」と彼女たちは言うのですが、僕から見れば簡単です。特に若い男性の考えていることなど、彼女を通して聞いた言動だけでほぼ推察がついてしまいます。

 よく恋愛相談をしてくる女の子に「ああ、それだと後もって3ヶ月でしょ」なんて答えて「クリタさん、ひどーい!」なんてなじられるのですが、本当に3ヶ月後に「彼氏と別れちゃった、クリタさんの言うこと当たってたよ。わたし目が覚めた」なんて言うことが過去に何回もありました。彼女の性格をよく知っていればいるほど、その恋愛の行方はかなり正確に予測できます。

 女性からは「なぜわかるの?」と聞かれますが、男の行動パターンは限られていますから、女性の性格さえきちんと把握できていれば、正直その恋愛の将来展望は簡単です。女性が「男心がわからない」と思うのは、自分たちの考え方や発想法に照らして男の心の内を推理するからで、男から見たら男の考えていることなど丸わかりなのです。

 たまに「そんなクリタさんも自分の恋愛のことになるとわからないでしょ?」なんて意地悪な女性から聞かれるのですが、これも実はわかっていたりするんですよね。ただ、うまくいきそうな時はわかってそれで問題ないのですが、ダメになりそうな時が困ります。恋愛は必ず山あり谷ありです。一度上れば必ず次は落ちていきます。その落ちてきた時、わかっていてもそれを認めたくないから、わからない顔をしてしまうのです。

 で、実はこれは僕に限った話ではなくて、ほとんどの人は実はわかっているんですよね。ただ自分の恋愛が下降線に入ったことを認めたくないから、わざわざ他人に恋愛相談なんかしているのです。答は自分の中にあり、聞かれた僕はその答を引っぱり出してあげているだけ。まあ自分の力では、その答を見ようとしないんだから、自分のことはわからないと言えなくもないんですけどね。


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