幹事クリタのコーカイ日誌2005

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1月29日 ● どちらの女性ショー。

 こちらに「アニバ女」の告白があります。思い出の品は大事にとっておきいろいろな記念日をきちんと覚えている女性。いますよね、時々。で、書いている小町さんご本人は、そういう自分が結構一般的な存在だと思っていたようですが、僕の見るところはっきりした「アニバ女」はそれほどたくさんいるわけではありません。小町さんクラスとなると感覚的にはせいぜい5人に1人くらいじゃないかと。何の根拠もなく勘だけで言ってますけど。

 ただ、そこまで執着はしないけれど、メンタリティとして同じ方向性を持っている女性となると、これは半分を超えるかも知れないと思います。これももちろん勘ですが。この手の女性の特徴は、異性との交流において「共感性」を大事にするタイプだということです。

 相手の男性と共に過ごす時間と、その二人の「物語」を何よりも大事にする人。プレゼントに「何を」貰うかは問題ではなく、そのプレゼントを入手するまでにその人がどれだけ考えて一生懸命だったか、その過程を重要視し、それこそが相手の気持ちだと考える人。だから、プレゼントにこもった「気持ち」を大事に考え、過剰に思い入れをします。そのモノは相手の分身だからです。

 そういう人は二人で何かを「一緒に」することが大事なのであって、「何を」するかはあまり問題ではありません。プレゼントと同じ。ドライブでも映画でもカラオケでもいいのです。二人でいることが大事なのです。だから記念日も大事です。デートもなるべくたくさんしたいし、早く一緒に住みたいし、結婚したい。やきもち焼きで束縛するタイプなので遠距離恋愛は長く続きません。自分は浮気しない代わりに相手の浮気も許さないタイプです。

 これと反対に「志向性」を大事にするタイプの人もいます。お互いの考え方や趣味、嗜好の方向性が同じで、一緒にいると刺激になり高め合えることを喜びと考える人。この場合、プレゼントは「何を」貰うかが大事であって、そこに至る相手の事情は関係ありません。プレゼント自体が相手の気持ちを表現していると考えるからです。そのために彼がいくら借金しようが、道路工事のアルバイトをしようが、その苦労は問題外。過剰な物語は鬱陶しいだけ。

 こういうタイプは、「モノには罪はない」と言います。デートはたまにでもいいし、お互いに自由な時間をちゃんと持っていたいし、結婚にもあまり憧れはなく遠距離恋愛の方がかえってすっきりすると思っています。時には浮気もありかなと思っているし、実際に二股かけた経験もあることでしょう。自分にとって有用であり刺激的な男ならいつでもウェルカムなのですから。

 「共感」タイプは、自分を大事に思ってくれる人、そして自分の気持ちをきちんと受け止めてくれる人が好きです。「志向」タイプは、自分にとって役に立つ人、刺激となって高めてくれる人が好き。だから相手がダメ男でもずるずると引きずってしまうダメンズウォーカーは「共感」タイプ。逆に冷たいとか高慢だとか気まぐれとか悪口を言われるのが「志向」タイプ。

 嫁にするなら「共感」タイプと言われる反面、ストーカーになるのも「共感」タイプ。仕事ができると言われる反面、可愛げがないとも言われる「志向」タイプ。あっさり仕事を捨てて家庭に入る「共感」タイプと、仕事のためには男も捨てる「志向」タイプ。流行の「負け犬」になるのは明らかに「志向」タイプです。

 ところで「共感」タイプが何となく女性に目立つのは、単に社会的な構造によるものだと思います。仕事と家庭という選択肢がない男性は、メンタリティはどちらかと言えば「共感」タイプでも社会的訓練によって「志向」タイプの振りをしているからです。僕がその典型で、自分は根は共感タイプだと思うのですが、ついつい意志が強く刺激的な女性に惹かれてしまうのです。あ、そりゃ単なる好みの問題かな。


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