幹事クリタのコーカイ日誌2005

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1月28日 ● 貧乏暇なし、だからこそ。

 ここにきて急に貧乏になってしまいました。いや、実は急になった訳ではなく、秋から着々と貧乏に向かって一直線だったのが、とうとう限界まできたということです。と言うのも、秋に父が介護施設に入るのでその費用が必要ということでお金を出したあたりから、父の葬儀や仏壇やと次々とお金が出ていき、それに加えて息子の塾代やら受験費用やら、クルマの車検やらと数万円から数十万円の高額出費が嵩み、とどめに弟夫婦に子どもが生まれて出産祝い。

 年末にはすでに「井戸の底が見えてきた」という印象だったのですが、今や底にもうほとんど水が残っていない状態です。ボーナスが出てまだ2ヶ月経っていないのにもう井戸が干上がってしまったのでは、夏までどうやって生きていけばいいのか、って、もちろん貯金を取り崩すしかないんですけどね。なにせまず目の前の息子の高校入学費用を工面しなければならないので。

 で、こうしてどんどん貧乏になるにつれて、なぜか身辺が忙しくなってきたのが不思議です。公私ともに慌ただしく、まさに「貧乏暇なし」状態。いろいろやらなければならないことや、出かけなければいけない予定が入ってきていて、しかも儲かりゃしないことばかり。せめて落ち着いて趣味の世界に没頭できればいいのですが、雑事にかまけてそれもままなりません。

 ただ、忙しくてお金もない時だからこそ、ギスギスしないで人に優しくしたいと思っています。何だか人格者のようなことを言っていますが、別にそういうわけではなく、「情けは人のためならず」だからです。こんな状況でことさらに事を荒立てるような態度を取っていたら、ますます自分がすさんでいきそうなので、せめて人に優しく穏やかに接することで、自分にも優しさと穏やかさが返ってくることを期待しているのです。

 苦しいと言ったところで、新潟で被災した人々やインド洋で津波の被害に遭った人たちに比べれば、僕の場合はその何千分の一、何万分の一のかすり傷程度の苦しみに過ぎません。彼らのことを思えば、自分がこうして平和に毎日を過ごしていられることを本当に感謝しなければならないのです。

 僕だけではなく、いろいろなストレスを溜め込んで現代社会の中でヒーヒー言っている人たち、そんな状況だからこそ、お互い人に優しくしようじゃありませんか。それが実はみんなが幸せになるための有効な手段なんですから。いやぁ、僕には珍しいことを言ってますが、別に選挙に立候補しようとか怪しい宗教を始めようと思っているわけではないですから。それから寄付もお断りです。マジでお金ないんで寄付して欲しいくらいですから。


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