幹事クリタのコーカイ日誌2005

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1月24日 ● 朝青龍のライバル。

 大相撲初場所が終わりました。場所前の注目は魁皇の綱取りと若の里の大関取りだったのですが、どちらも前半に黒星を重ねてしまい、全くいいところなしに終わってしまいました。魁皇は年齢も年齢だけに(曙や若貴と同期生ですから)今回がラストチャンスだった可能性が高いでしょう。もっとも、彼の場合はこのまま「強い大関」で終わった方が印象は良いと思いますけどね。横綱になったら昇進後すぐに引退ということになりかねません。

 若の里の場合は長期間関脇を維持し、実力的には大関に近いものがあると思いますが、どうしても大化けできません。ただ今回は負け越して大関取りもリセットになってしまいましたが、いつか大関になる日が来るんじゃないかと思います。

 で、結局今場所も朝青龍が優勝。全勝&独走で完全に敵なし状態でした。今の強さはかつての大鵬、北の湖、千代の富士の全盛時代を彷彿とさせるものがあります。中でも一番近いのは千代の富士です。大鵬には柏戸、北の湖には輪島というライバルがいましたが、朝青龍には千代の富士同様に同世代のライバルがいません。孤高という意味では千代の富士以上です。これは相撲協会だけではなく本人にとっても不幸なことだと思います。ライバルストーリーがあってこそ盛り上がるし本人も努力を続けますから。

 魁皇は万全なら朝青龍と互角の力がありますが、ポカが多く優勝争いになると安定感という点でかなり見劣りがしますし、年齢的にも差が開きすぎです。朝青龍との対戦成績で唯一五分の星を残している栃東も故障がちで大関と関脇をいったりきたり。期待は19才のモンゴルの後輩白鵬だけではちょっと寂しすぎます。

 それにしても惜しまれるのは貴乃花です。彼が無理をせずきちんと相撲をとり続けていれば、その力量からして今でも十分に強い横綱として君臨していたことでしょう。朝青龍がここまで一人で突っ走ることもなく、晩年の北の湖が千代の富士と王者交代をかけてせめぎ合ったような緊張感を二人で再現していたかも知れません。

 あの小泉の「感動した!」と引き換えに貴乃花も相撲協会も大きな代償を支払ってしまいました。「無事是名馬」。やはり何をするにしても怪我や病気が多くてはダメなのです。仕事もテニスもしかり。最近怪我や病気でテニスを休む人が僕の周りに多いので、体調管理はくれぐれも気をつけないと。皆さんお大事に。


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