幹事クリタのコーカイ日誌2005

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1月23日 ● 「いい女」とは。

 先日中年男性が集まった席上で「最近いい女が少ない」という話になりました。その時は深く議論を突っ込まなかったので、それであっさり終わったのですが、後で考えてみるとあの時の「いい女」の定義が果たしてみんなお互いに一致していたのかどうか実に怪しいと思いました。

 「いい女」というのはどういう女か?普通そう言われて思い浮かぶのはセクシーでスタイル抜群の美女。知性もあって会話もウィットに富み、しかも男を翻弄するようなちょっと謎めいた女性でしょうか。ルパン三世に登場する峰不二子みたいな女です。

 ただ、これは僕が何となく思い浮かべていた「いい女」像で、実は人によっては全然違うタイプを思い浮かべているかも知れません。ルックスにはそれほどこだわらないけど、気が利いて男をうまく立てながら尽くしてくれるような気配り上手な女を「いい女」だと思っている男もいるでしょうし、逆に性格も頭も悪くて構わないから、とにかく見た目にゴージャスな女を「いい女」だと信じている男もいるでしょう。

 別に「いい女」に正解があるわけではないのですから、人それぞれに自分だけの「いい女」を心に持っていればいいんですが、いずれにしてもそれは「理想の女」とほぼ同義ですから、「少ない」と嘆くのも当たり前、そこらへんになかなかいないからこそ「いい女」なんです。

 ところで恋愛現役世代の女性と話をすると、逆に「いい男がいないわ」と嘆かれてしまいます。「いい女がいない」と嘆く男はそれほど多くはありませんが、「いい男がいない」は、ほとんどの独身女性から聞かされます。女性の方が一般に男性よりもストライクゾーンが狭い分、嘆く確率もはるかに高くなるのでしょう。

 しかし、女性の思う「いい男」は男性の思い描く「いい女」よりもさらに多様な気がします。だから「いい男がいない」と嘆いていた女性が嬉しそうに「付き合っている人がいる」とか言って会わせてくれた男性の「どこが?」と思うこともしばしばです。まあ好きになってしまえば少々の欠点など欠点に思えなくなるのでしょう。

 それと「いい女」も「いい男」も付き合う対象と言うよりも「鑑賞用」と思われる場合もあります。僕も峰不二子と付き合いたいとは思いません。あれはよほど器の大きな男じゃないと御しきれないからです。普通の男では振り回されてボロボロになって終わりです。ヤドカリが自分のサイズに合った貝殻を選ぶように、人も自分の器に合った相手と付き合うのが幸せなんだと思います。ただすぐに諦めず「いい女」に見合うように頑張って自分の器を大きくしていくというのも「男の生きる道」ですけどね。


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