幹事クリタのコーカイ日誌2005

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1月22日 ● 生命保険を解約。

 15年前に長男が生まれた時に、大学入学の時の資金を貯めておこうと某生保で教育保険を契約しました。毎年15万円余りを積み立てていき、18才の満期時には払い込んだ保険料268万円に対し、420万円くらいの満期保険金と配当金を受け取ることができるという話だったので、そりゃすごいやとホイホイ契約しました。

 もちろん娘が生まれた時にも同じ保険を契約。二人合わせて毎年30万円近い保険料を払っていたので、僕としてはかなり苦しかったのですが、教育費は住宅費と並ぶ二大支出ですから仕方ないと思って払い続けてきました。

 先日、うちの地区を担当しているその保険外交員が代わったので挨拶したいと連絡がありました。もちろん新しい外交員はただ挨拶だけではなく、保険の見直しを勧めてきます。僕自身、15年前に入ってただお金を払ってきただけの教育保険がどうなっているのか詳しく知りたかったので、いろいろと質問したところ、驚くべき事実が発覚しました。

 当初の説明では420万円になるはずだった満期時の受け取り金額は、配当金が予想外に低く、なんと261万円にしかならないと言うのです。あまりの落差に思わず耳を疑いました。契約した頃は確かに高金利時代で、その後ずっと超低金利が続いていますから、420万円は無理だろうと半ば諦めてはいました。しかし、払った保険料よりも安くなるとはさすがに予想していませんでした。18年苦しい思いをしてお金を払い続けて元本割れです。現時点で解約してようやく5万円のプラスだそうです。

 娘の方は4年遅かっただけに低金利の影響をもっと受けていて、11年経過した今の時点ですでにマイナス3万円。このまま18才まで払い続けたら、いったいいくらマイナスになるのか計算するのが恐ろしいくらいです。

 教育保険ですから、もちろん貯蓄以外に保険部分もあります。だからこそ元本割れになってしまうのですが、正直言って子どものための保険なんて全く考えていません。これまで大きな病気も怪我もなかったし、たとえあったとしても保険を使わなければ困るような医療費がかかる可能性は低いと思います。また僕が死んだ時は、教育保険以外でそこそこの保険金が入るはずですし。

 と言うことで、子どもの保険を2本とも即刻解約することにしてしまいました。当たり前です。貯蓄のつもりで積み立ててきたのに、払えば払うほどマイナスになっていくなんて知ったら、とてもじゃないけど続ける気にはなりません。保険の見直しを勧めて新たな契約を取ろうとした新人外交員には可哀想だったのですが、なにせ保険は大きな買い物です。こんな損な商品を誰が買うものですか。

 ああ、それにしても15年前にこのお金を郵便貯金で運用することにしていたら、今ごろはニコニコだったろうに。実に残念です。


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