待望久しいドラクエ８を始めました。前作からかなり間が空いたのにそう感じなかったのは、途中でドラクエ５の復刻版をやっていたからですが、それだけではなくやはりいくらグラフィックを「今風」３Ｄにしても、中身はそれほど変わっていないからでしょう。ある意味、とても馴染みやすい「定番」の良さとも言えるかも。

　まだ始めたばかりでこれからどうなっていくのかわからないし、攻略サイトも見ていないので予備知識はほぼゼロです。相変わらずのオープンニングテーマを聞きながら、これで８回目の冒険の旅に出られるのかと思うと気分が若返ります。

　高校生の頃ブロック崩しやりたさにゲーセンに通い、大学時代はインベーダーゲームからギャラクシアン、パックマン、クレイジークライマー、ドンキーコング、ペンタなどにはまり、ゼビウスは新入社員時代。当時プレイしていると周りに観客の人垣ができるほどゲームがうまかった僕は、敢えてファミコンに背を向けて孤高のゲーセンプレーヤー時代を過ごしていました。当時付き合っていた女性（主に今のカミサンですが）は、大抵僕をゲーセンに探しにきたものです。

　しかし、新婚でそれはないだろうとみんなが心配して結婚祝いにファミコン（正確に言うとディスクシステムがついていたシャープのツインファミコン）を貰い、セットでみんなが選んでくれたソフトが『スーパーマリオブラザーズ』『ドラゴンクエスト』『ゼルダの伝説』の大ヒット作３本だったのです。

　ただそれは結局場所が家庭に移っただけで、ゲームにのめりこんでいることには変わりはなく、２０代から３０代前半は平日でもゲームで徹夜はしばしば。その熱が収まったのは３０代半ばになって、インターネットにはまってからでした。

　今ではドラクエ以外のゲームをすることはほとんどなく、子どもたちに「ゲームばっかりやってるんじゃない」と叱るオヤジになってしまっていますが、ドラクエをプレイすると２０代に戻れるのが嬉しい限りです。懐メロと同じで、あまり新しくし過ぎずに古い香りを残したまま今後もドラクエシリーズは開発していって欲しいものです。さて、年末までずっと寝不足かな。辛い辛い。