幹事クリタのコーカイ日誌2004

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11月27日 ● 新旧交代大相撲。

 魁皇の綱取り場所と目されていた九州場所ですが、どうやらこのまま朝青龍の優勝で終わりそうな気配です。先場所不甲斐ない相撲を取ってしまって朝青龍も慢心から覚めてきちんと稽古をしたのでしょう。その強さは万全です。魁皇も善戦はしていますが、相変わらずポカが多いので、このまま「名大関」で相撲人生を終わるんじゃないのかな。

 さて、それより注目は若の里。すでに「万年関脇」として歴史に残る力士となっていますが、今場所は少し違います。内容がもうすっかり大関相撲。まだ朝青龍を星ひとつ差で追っているだけに、逆転優勝したら場所後には大関の声がかかるでしょうし、このまま終わっても初場所は大関取りになります。上位陣がガタガタなだけに、初場所後にすんなり大関昇進を果たしそうな気がします。

 さらに面白いのは平幕に並ぶ将来有望な若手力士たち。特に白鵬、琴欧州、黒海、露鵬、時天空、安馬といったぐんぐん成長している外国人力士たちがどこまで来年は力をつけて上位を脅かすか大いに楽しみです。

 グローバル化することに批判的な相撲ファンがいることも確かですが、彼らがいなかったら本当につまらないことになっていました。野球やサッカーのように日本人のスター選手が海外へ流出してしまうスポーツよりも、むしろ日本に諸外国から集まってくる相撲の方が遥かにプロスポーツとしては素晴らしいと思います。個人的には琴欧州が贔屓です。いかにも人が良さそうで、真面目で一生懸命。小国ブルガリア出身なのに「欧州」全体を代表させられてしまったようなしこ名を付けられて頑張っているところがまた良いです。


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