幹事クリタのコーカイ日誌2004

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11月25日 ● ジャイカ甘いか酸っぱいか。

 我々のテニスサークルの女性メンバーのKちゃんが12月からJICA(国際協力機構)からホンジュラスに行きます。3ヶ月近い研修を終えて戻ってきた彼女と久しぶりにテニスをして話をしました。

 彼女が派遣される町はホンジュラスでもカリブ海に面したリゾート地らしく、とても住みやすくて良いところだとか。治安も良いし、マンゴーやバナナがその辺に転がっていて食べ放題、生活費なんか滅茶苦茶に安いそうです。そんなところへ行く意味があるのかな、と少し疑問に感じていろいろ聞いたところ、彼女も同様の疑問を持ったようで、先に同じ町へJICAから行って日本に戻ってきていた人に「何を持っていったらいいですか?」と質問したところ「水着を持っていきなさい」と言われてしまったそうです。もちろん彼女は現地でライフセーバーになるわけではありません。海辺のリゾートだから水着らしいのです。

 JICAはご存知のように我々の税金で基本的には運営されています。ODA(政府開発援助)の技術協力を担う中枢機関ですから、JICAから派遣されるということは、みな現地で必要な技術者であるはずです。ところがODAの使途が何かと取り沙汰されるように、JICAで派遣される人間も全てが理想的に働いているとはとても言えないようです。行っても何の役にも立たずにぼんやりしているだけの人間も多いとか。それって単に日本で働いているのがイヤで海外に逃げ出したい奴に格好の口実と資金を与えているだけではないでしょうか?

 それなのにJICAから一人派遣するのに教育やら何やらまで含めると約2000万円ほどの税金が使われているそうです。それって一体なに?と思わざるを得ません。彼女も口の悪いうちのメンバーから「この税金ドロボー」なんて呼ばれていましたが、もちろん全ての人が「税金ドロボー」だとは言えないでしょうが、税金が有益に使われているとは思えない事例も決して少なくはないようです。

 実はうちのサークルにはJICAからケニアに行っているメンバーもいます。なにげに「国際派サークル」なんですが、彼はナイロビでテニスばかりやっているという噂もあり(もちろん冗談です。きっと真面目に国際貢献していると信じています)、ますますJICAおいしいぞ、という話になっています。

 まあ所詮お役人のやること、ムダ遣いしても自分の金じゃないし、民間のように厳しいチェックもしていないのでしょう。「国際派サークル」は一皮剥けば「税金ドロボーサークル」だったなんてシャレになりませんから、ぜひともKちゃんにはホンジュラスで活躍してもらいたいと願っています。


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