幹事クリタのコーカイ日誌2004

[ 前日翌日最新今月 ]


 
11月14日 ● 最低限守りたいこと。

 僕は昔からワガママな女の人と付き合うのは比較的慣れている方だと思います。しかし、それもその女性のことを好きだからこそ。自分の好意とワガママに対する寛容さは比例関係にありますから、当然好きでもない女のワガママにはそれなりに腹が立ちますし、時と場合によっては何らかの報復措置も講じます。デッドボールをぶつけられたらやり返すメジャー流儀です。

 と言っても、普通大人同士になれば付き合っているかそれに近い関係の女性でなければ、そうそうひどいワガママを言われることも少ないのですが、ただ「幹事」というのはご存知のようにワガママ対応係という側面がありますから、普通の人よりは明らかにいろいろなワガママをぶつけられています。

 サークルにおいてもワガママを言うのは圧倒的に女性です。中でも多いのは「急な予定の変更」つまりドタキャン。これは20年前も今も全く変わりません。しかもドタキャンする時の態度と理由がまた女性の方がはるかに図々しいというか甘えています。男性は大抵遠慮がちに、しかもきちんと納得できる理由を提示し、謝罪の言葉とともにドタキャンする人が多いのですが(もちろん中にはそんな気遣いもできないガキのような奴もいますが)、女性の場合は堂々と平気な顔でドタキャンします。いや、全ての女性がそうだともちろん言いませんが、そういう傾向にある人は女性に多いというのは実感としてあるのです。

 「だってしょうがないじゃない、私が悪い訳じゃないもん」というのが彼女たちの言い分です。自分だって好きでドタキャンしているわけじゃない、いろいろ「都合」ができてしまったから(その都合が気分が乗らないとか、他に楽しいことがあるからとか、普通通用しないような「都合」だったりするんですけどね)仕方ないじゃない、と。

 しかし、それは彼女の主観では「私は悪くない」のかも知れませんが、客観的に見れば理由はどうあれ他人に迷惑をかけていることは間違いないのです。だったら少なくとももうちょっと対応の仕方があるだろうとこちらは思うのですが、「悪くない」と思っている人にそう言っても理解できないどころか、下手に注意すると大抵逆ギレされるのが落ちです。若い頃は正論でそういう女性たちにぶつかっていき、それで何度も痛い目に遭ったので、最近はもういちいち腹を立てたり、ましてや本人に注意をしたりするのはやめました。無意味な上に精神衛生にも良くないですから。そんなことで自分の気分をいつまでも害している方がもったいないと思うようにしています。

 ワガママは時と場合と相手を選んで言えば、それほどマイナスではなく、かえってコミュニケーションを潤滑にすることもあります。無理して相手に合わせ過ぎても長続きしないですから、適度にお互い言いたいことを言った方がいいでしょうし、それを受け入れられるだけの余裕がある関係は悪くないと思います。ただ最低限「約束を守る」「時間を守る」という2つのことは極力守りたいものです。そうしないと相手の貴重な時間をムダにしてしまうから。他人の時間を奪うことに対して鈍感な人は、他人の痛みにも鈍感なんだろうなぁ、なんて、人間としての評価を下げられてしまうので、やはり基本的なルールくらいは守った方が良いと思うんですけどね。


とりあえず、読むたびに(1日1回)

を押してください。 日記才人という人気ランキングに投票されます。
初めての方は、初回のみ投票者登録画面に飛びます。
結構更新の励みにしていますので、押していってくださると嬉しいです。