幹事クリタのコーカイ日誌2004

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11月11日 ● 落ち着いたかと聞かれても。

 父が逝ってもうすぐ3週間になります。未だに「このたびは」とか言われて「いえいえ」とか答えていますけど。「大変だったでしょう、落ち着かれましたか?」というのも決まり文句のようにここのところ聞かれるのですが、これにどう答えたものやら、というのが最近の「プチ悩み」です。

 どういう状態をもって「落ち着いた」というのか、その定義がよくわからないので、ついついその時の気分で「まだまだ大変です」と言ったり「ええ、かなり落ち着きました」と言ったり。だって、どちらも正解で本当に中途半端なんですよね。

 普通に会社に行って、テニスも相変わらずガシガシしているという意味では、かなり「落ち着いた」状態だと言えます。少なくとも表面上は以前と変わらない感じで過ごすことができています。知らない人が見たら全く変わっていないかも知れません。

 しかし、実際のところまだまだやるべきことはたくさんあって、全てが途中であるという気分です。なにせまだ四十九日が済んでいないのです。法要の細かいことは主に母が進めていますが、僕も何かと決めなくてはいけないこともあります。仏壇は注文しただけでまだ納入されていませんし、もちろんお金の支払いもこれからです。香典返しはようやく発注することができました。父の名義の口座はまだ停止されたままで、この相続手続きも弟が名古屋に来ないと進まないので止まっています。喪中欠礼ハガキも印刷が上がったら宛名を印刷して発送しなければなりません。墓石を考えるのはしばらく先になりそうです。

 あれやこれやと考えているととても「落ち着いた」とは言えません。土日も大抵テニスか実家かですから、遊びに行くこともままなりません(って、テニスは遊びじゃないのかと言われると困りますが)。

 精神的にも落ち着いてはきましたが、本当のところは自分でもどうなのか実は良くわかりません。これでも大人ですから、周りから見たらすっかり元通りだと思いますし、実際僕もいつもガックリしているわけでもありませんが、見る人が見ると微妙に凹んでいるのが感じられるようです。ま、それも本当によくわかってくれている人だけですから良いんですけどね。正真正銘「落ち着く」のはいつのことやら。年内は無理かも知れません。


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