幹事クリタのコーカイ日誌2004

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11月9日 ● 楽天イーグルスの厳しい船出。

 合併球団であるオリックス・バッファローズと新球団楽天ゴールデンイーグルスの間でオリックス&近鉄の選手の分配ドラフトが行われました。合併球団が25名をプロテクト(優先確保)できるということで、分配された選手を見ると明らかに合併球団が有利。主砲の中村紀、エースの岩隈の2人が不満を示しているので先行きは不透明とは言え、当然のことながらレギュラークラスの選手はがっちり確保してしまいました。

 対して楽天は厳しい陣容です。田尾監督は「満点」だと前向きに語ってはいますが、三木谷オーナーが「不公平」だと漏らしたように、これではほとんど一軍半のチームでしかありません。近鉄選手会長の磯部以外は、本当にこれで大丈夫かという面子。名前は通っていても今年は活躍できなかったベテラン選手が多く、投手も明らかにコマ不足。それに何と言っても層の薄さが気になります。このままでは故障者や不調な選手が出た時に、がくんと戦力が落ちることでしょう。

 今後は他球団からのトレードやFA選手の獲得、ドラフト、そして外国人で穴を埋めていく作業になるのでしょうが、それは他球団もやることであり、同じ条件で競うとなると新球団が不利なのは変わらないことでしょう。セ・リーグでも在京球団でもないのですから、よほどオーナーが金を積まないと、本当に欲しい選手は獲得できないと思います。

 同じように大金を積むなら、いま「売り出し中」の日本一球団西武や、その西武に4.5ゲーム差をつけてシーズン1位だったダイエーを買う方が高くても確かな買い物という気がします。ぜひライブドアとソフトバンクは両チームを買い取って、IT企業対決をパ・リーグの売り物にして欲しいところです。特に堀江社長がライオンズを率いて三木谷社長のイーグルスを打ち破って勝ち誇った時のコメントが聞いてみたいです。きっと子どもっぽいことを言うんだろうなぁ。マスコミ大喜び。実際、勝負にもならないでしょうしね。

 このまま楽天がパ・リーグのお荷物になることも十分に考えられる分配ドラフト。本当なら既存球団から2人くらいずつ一軍選手を供出するくらいの協力があっても良いと思います。特に巨人なんて「たかが」選手が余りまくっているんだから、憎きライブドアの球界参入を防いだ功労者の楽天に5〜6人くれてやっても罰は当たらないだろうと思いますがね。


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