幹事クリタのコーカイ日誌2004

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11月8日 ● 高校の学校説明会。

 昨日息子が受験する予定の某私立高校の学校説明会があり、息子と2人でちょっと聞きに行ってきました。息子の本命は家の近所の県立高校なんですが、私立では今日行った高校が一番行きたいということなので、それではと出かけてみたのです。

 学校は我が家から地下鉄で4つ目の駅にあり通学も楽ですし、昔から比較的裕福な家の子が進学する学校なので雰囲気もおっとりとしていて、ぼんやり者の息子でも何とか馴染めるのではないかと思っています。一応進学校ですが年に東大2人名大10人程度ですから、格別すごいわけでもなく、部活も熱心で全国大会に出場する部もいくつかあるようですが、スポーツ校として有名とまではいかない、いろいろな意味で「ほどほど」なところが息子には合っている気がします。

 ただ問題は来年度から男女共学校になること。仏教系ということもあって、これまでは100年以上にわたって男子校だったのに、いよいよ私立校生き残りのために共学への道に踏み出したようです。昨日の学校説明会も明らかに女の子の方が多く、比率で言えば説明会に来ている男女比は3:7くらい。実際の受験でもかなり女子が増えそうな勢いでした。僕なら大喜びのところですが、ぼんやりでモテないくんの息子には男子校の方が気楽で合っているんじゃないかと思っていたので、ちょっとそこが不安です。

 しかも、これまで伝統ある男子校だった高校を受験しようと考えるような女の子たちだけあって、どうも異性に対する関心が高そうという印象を受けました。説明会で僕たちの後ろに座っていた女の子3人組は、ずっと男の子の品定めばかり。高校生たちが案内役を務めていたのですが、どこそこに立っていた子が可愛かったとかそんな話をずっとしていて、吹奏楽部と合唱部の実演があった時にも「左から3番目の子が良い」などと騒いでいました。

 なぜかその子たちとは校内を見て回る時から帰りの地下鉄駅までずっと近くにいたので、彼女たちが「あの痩せた子はセンスを磨けば光るよ」「じゃあ私が吹奏楽部に入って教えてあげちゃおう」などと話し続けているのを僕は噴き出しそうになりながら聞いていました。これから20年くらい、この子たちは異性こそが最大の関心事として生きていくのでしょうね。ある意味、しごく真っ当とも思えますし、でももし自分の娘だったらちょっと情けないかも。

 僕自身は高校は共学校だったとは言え、実質的には男子校のような勢いで男ばかりと連れだって遊んでいました。当時は女とちゃらちゃらしているよりも、男同士で遊んでいる方がはるかに面白かったのです。かと言って、やはり同窓会をすると共学で良かったなぁ、これでオヤジばかりで同窓会というのもかなりイヤだぞと思うので、共学は悪くないと思っていますが、息子はどう感じていることやら。いずれにしても受験まで日数も残り少ないのに、相変わらず勉強よりもゲームやマンガにばかり気がいってしまうところが情けないです。


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