最近は休日と言えば実家に帰って父の死後いろいろ片付けなければならないことをしているか、そうじゃなければテニスばかりしています。もともと僕も母も事務能力には自信がある（しかもせっかちでパッパとやりたい）方ですから、片付けるべきことは着々と進んでいます。

　ただ手の空いたぼんやりしている時間と言うのがちょっと辛い時があって、ついつい父のことから派生して自分の生き方について埒もないことを考えたりして、どうも精神的に安定していない気がします。で、なるべくぼんやりしないように、それ以外の休日はずっとテニスの予定を入れています。

　テニスをしている限りは、仲間とわいわいしながら体を動かして、勝った負けた決まったミスったと騒いでいれば良いので本当に気楽です。もちろん、テニスをするにも、ただ待っていれば誰かがお膳立てしてくれるわけではなく、自ら率先してコートを取って人を集めなければならないのですが、それでも自分の都合の許す限りテニスするためなら、その程度の手間を厭う気持ちはありません。その代わり思いっきり体を動かして、ストレスを発散して、友人ができるメリットの方がずっと大きいですから。

　ただテニスばかりしているのは実は今に始まったことではなく、以前からずっと休日はテニスばかりしているんですが、最近はちょっとテニスに「逃避」しているという気味があります。「熱中」しているというよりも「依存」しているというべきか。

　人間は裏切るけれどテニスは裏切らない、とまで言うと、本当に危ない雰囲気が漂ってしまいますけど、まあ辛い時に逃げる先があって良かったかなと思うことにしています。きっとそういう時期も必要でしょう。自分で言うなって感じだけど。