幹事クリタのコーカイ日誌2004

[ 前日翌日最新今月 ]


 
11月3日 ● 楽天が入っても変わらない。

 「後出しジャンケン」「出来レース」などと陰口を叩かれながら、予想通りライブドアを退けて楽天が新規参入を認められました。これで来年から東北にもプロ野球チームが1つできる、そのことは喜ばしいですし、とりあえず来シーズンは「これまでと同じ」セパ各6球団でのペナントレースが維持されるわけですから、最悪の事態だけは免れたわけです。

 しかし、それは「現状維持」に過ぎません。退潮傾向にあるプロ野球が楽天の参入くらいで人気回復するとはとても思えません。ライブドアが楽天よりもファンから支持されたのは「何か変えてくれるんじゃないか」という期待感からです。古い体制に迎合しているような楽天では「変わる」という期待もできません。

 本当は楽天参入がゴールではなくスタートのはずです。巨人に一極集中している利権構造を改め、もっとファンが楽しめるような改革をどんどん進めていかなくては、結局楽天が参入したところでパ・リーグの経営は苦しいままですし、またすぐに「1リーグ制」議論が蒸し返されるに決まっています。

 僕はむしろ球団数を拡張して16球団で4地区制にしたらどうかと思います。北日本(札幌、仙台、新潟、埼玉)、東日本(東京、千葉、横浜、静岡)、中日本(名古屋、金沢、京都、大阪)、西日本(神戸、広島、松山、福岡)の4地区に4球団ずつ配置し、もちろん相互に交流戦も行います。各地区1位チームがプレーオフを戦って日本シリーズまでつなげます。

 詳細はもっと詰めて変更しても構いませんが、とにかく基本は球団拡張と地域密着です。メジャーリーグとJリーグの「いいとこどり」をして、どんどん改革を進めていかないと、結局また同じことの繰り返しになるのは目に見えています。そんなことくらい、僕が言わなくてもわかっている人はたくさんいるはずですが、なぜプロ野球界は自ら変えられないのでしょうね?


とりあえず、読むたびに(1日1回)

を押してください。 日記才人という人気ランキングに投票されます。
初めての方は、初回のみ投票者登録画面に飛びます。
結構更新の励みにしていますので、押していってくださると嬉しいです。