幹事クリタのコーカイ日誌2004

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10月2日 ● 祝・中日ドラゴンズ優勝。

 マジック1となっていた中日が本拠ナゴヤドームで胴上げ。と言っても、試合は負けたけど、ヤクルトも巨人に負けたためで、何となく盛り上がらない決め方になってしまいました。秘かに怖れていた結末ではありましたが、まあ何より心配していたイチローの新記録と同じタイミングということだけは避けられたので良かったでしょう。

 今年の中日の野球は何回も書いたように、巨人に象徴される「大艦巨砲主義」へのアンチテーゼでした。すなわち金にものを言わせてよそから大砲を引き抜いてきて単純に並べ立てるのではなく、自前の戦力を上手に組み合わせ、適材適所で使いながらモチベーションを上げていって勝利に結びつける。金をかけなくても頭を使えば勝てるということを見事に証明した落合監督は、日本プロ野球史上に残る名指揮官ぶりだったと思います。

 さて、こうなると今年のMVPは誰になるのか興味がわきます。本命は何と言ってもシーズンを通してエースとして働き、16勝をあげてハーラーダービー独走中の川上憲伸。対抗は投手なら岩瀬、打者なら立浪かというところでしょうが、いずれもタイトルには無縁そうなので、恐らく川上で決まりでしょう。

 ただ、本当に今年中日を優勝に導いた原動力は?と聞かれたら、僕は中継ぎ投手陣だと思います。先発はせいぜい5回まで、以降は1イニング毎に出てくる中継ぎ投手たちが踏ん張って、最後の岩瀬につなぐというのが今年の中日の「勝利の方程式」です。

 しかし、この1イニングだけ投げる投手たちの一人でも崩れてしまったら、この方程式自体が崩壊してしまいます。岡本、久本、山井、落合、バルデス、平井、山北といった中継ぎ陣にまとめてMVPをやりたい気分です。

 もっとも、真のMVPは落合監督ですけどね。「P」はプレイヤーの「P」だから、こればかりは残念。


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