幹事クリタのコーカイ日誌2004

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9月26日 ● 代替試合なんてあり得ない。

 とうとう中日のマジックが点灯しました。めでたいです。それもいきなりマジック4!もうすぐに優勝が決まってしまいそうです。本当は神宮よりもその後のナゴヤドームでの直接対決で決めてくれた方がファンとしては喜ばしいのですが、それまでずるずると負けるのも気分悪いし、難しいところです。

 ところでこのマジック「4」、実はストの代替試合が行われなかった場合の話で、もしあのストでなくなった巨人戦を行うというのならマジックは「6」だそうです。せっかくマジックが出たというのに何ともハッキリしない話です。

 もうひとつ、パ・リーグでも松中の18年ぶり7人目の三冠王が「ほぼ」確定しました。これも代替試合が行われるかどうかわからないので「暫定三冠王」になっています。こちらは試合が行われても三冠王を脅かされるようなことはないので、「当確」と言っても大丈夫なんですが、松中にしてみればたださえ今年はアテネ五輪でライバルの城島や小笠原がいない間に数字を伸ばしたという「引け目」があるのに、その上これでは快挙に何だかケチがついたようで気分が良くないのではないでしょうか。

 そもそもストライキの代替試合と言うのはどう考えてもおかしな話です。そんな試合を行ったらストをした意味そのものがなくなってしまいます。ストをした選手会を愚弄しています。これは普通の会社でストをしたら、その時間分だけ休日出勤とか残業をしろ、と会社側が言っているようなものです。あり得ません。

 この代替試合を模索しているのはもちろんオーナー側ですが、選手会は当然代替試合を行うつもりはないし、スケジュール的にも無理そうなので、実現可能性は極めて低いと思います。だったらいつまでもオーナーたちは未練たらしいことを言ってないで、さっさと諦めればいいと思うのですが、つくづく彼らは時代感覚がずれているのか経営センスがないのか、ブランドイメージがマイナスになるようなことばかりをしています。これでは球団経営が赤字なのも納得です。


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